われわれが日常的に交わす会話の中には、オリーブオイルに関する神話、伝説、半真実や全くのうそがあふれており、わたしのようなオレオファイル(オリーブオイル愛好家)はどこから反論すればよいのか、ほとんど分からないほどだ。わたしが最近見聞きしただけでも、以下のようなものがある。(1)大半の輸入されたオリーブオイルは偽物だ。特にイタリアからの輸入物はあやしく、実際はモロッコ製のクランクケース油(潤滑油の一種)か、それよりもっと粗悪な場合もある。(2)エクストラバージンオイルでは調理できない。炎が上がったり、恐ろしいトランス脂肪酸に変わったりするからだ。(3)エクストラバージンオイルは冷温一番搾り、つまり1回目の冷却圧搾で得られる油であり、2回目の圧搾で得られるのはバージンオイルという。(4)バターのような味は、油が酸敗している、つまり傷んでいることを意味する。(5)エクストラバージンオイルはオメガ3
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