直径1000キロ超のハリケーンのようなプラズマの塊が発生していた...... Qing-He Zhang, Shandong University <米国軍事気象衛星「DMSP」による観測データを分析したところ、2014年に地球の上層大気で宇宙ハリケーンが発生していたことを初めて確認した......> 中国・山東大学や英レディング大学らの国際研究チームは、米国軍事気象衛星「DMSP」による観測データを分析し、2014年8月20日に地球の上層大気で宇宙ハリケーンが発生していたことを初めて確認した。 その研究成果は、2021年2月22日、オープンアクセスジャーナル「ネイチャーコミュニケーションズ」で発表されている。 直径1000キロ超のハリケーンのようなプラズマの塊 地球の下層大気では、暖かい海域でハリケーンがたびたび発生している。暖かく湿った空気が上昇すると、低気圧ができて周囲の大気が吸い込