従来型の年次業績評価制度を廃止して、より現代のビジネス形態と社員のニーズに即したシステムを導入する――。ゼネラル・エレクトリック、マイクロソフト、アクセンチュア、アドビを始めとするアメリカの大手企業のあいだでこうした動きが見られる中、創立105年を数えるテック界の巨人IBMも業績評価制度の改革に踏み切った。フォーチュン誌が報じた。(以下、記事より編訳) IBMのCEOが考える「改革」とは? 現在進行中のIBM社の変革の過程において、同社の社長兼CEOを務めるバージニア・ロメティが拠り所としてきたのは、「決して過去を守るな」というモットーだ。 「改革とはそういうものだ。だからこそ、当社は私の就任後でさえも80億ドル分にも上るビジネスを手放してきたのだ」と、彼女は昨年11月に開かれたフォーチュン・グローバル・フォーラムの席で語った。 この金言は、IBMの年次業績評価制度にも当てはまるようだ。同