8月20日、人権活動グループの「シリア人権監視団」は、シリアのアレッポで負傷した日本人の女性ジャーナリストが死亡したと発表した。アレッポ北方で撮影(2012年 ロイター/Youssef Boudlal) [ベイルート 20日 ロイター] 人権活動グループの「シリア人権監視団」は、シリアのアレッポで負傷した日本人の女性ジャーナリストが死亡したと発表した。
前回には、アメリカ在住のアラブ系女性からの新聞投書を紹介しました。そこには反カダフィ勢力TNCとNATOがカダフィ政権を打倒しようとしていることに最も強く反対しているのはリビアの女性たちであることが明記してありました。今回ざっと訳出するスーザン・リンダワーの論考を読めばその理由が一段とはっきり詳しく分かります。リビアの男性の一部がカダフィを嫌悪する理由も同時によく理解できます。スーザン・リンダワーの原文はかなり長いので掲載しません。アバヤはイスラム文化圏の女性の伝統的民族衣装で全身を黒色などの単純な布で被うスタイルです。タイトルはNATOがリビアの女性の自由を奪う旧式の衣装を押し付ける戦いに加担していることを意味しています。: 『NATO’s War for the Abaya』(by Susan Lindauer, Dissident Voice, July 28th , 2011)
2011年10月21日14:33 カテゴリ国際情勢と政治国際連合論 リビア、カダフィ大佐の死亡、彼の業績に関する追悼のツイート 10523字 . 目次: はじめに カダフィの生き様 カダフィの功績 カダフィの生い立ちと方針 カダフィの方向転換、アラブからアフリカへ カダフィ大佐、死亡。2011年10月 カダフィを支持した国々 (アフリカ連合、シエラレオネ・リベリア、 中国、北朝鮮、ロシア、ベネズエラ、キューバ等) カダフィと交流があった人、関係のある人 アメリカは利用価値がなくなるとタリバンのように捨てる 国連事務総長・潘基文への批判 国際情勢に関する個人的な感想 ・・・ ・・・ はじめに 資本主義と市場のグローバル化では世界中で貧富の差が拡大する。世界人口増加もあいまって資源はやがて枯渇し持続可能ではない。だからといって共産主義は官僚の独裁で国民が不満。結局「第三の道」を目指すしかないの
2011年10月24日、Sayaによる投稿記事 リビアには電気代の請求書が存在しない。電気は全国民、無料だ。 融資には金利がなく、リビアの銀行は国営で、全国民に対して与えられる融資は、法律で金利ゼロ・パーセント。 リビアでは住宅を所有することが人権と見なされている。 リビアでは全ての新婚夫婦が、新家族の門出を支援するため、最初のアパート購入用に、政府から60,000ディナール(50,000ドル)を受け取る。 リビアでは教育と医療は無償。カダフィ以前、識字率はわずか25パーセントだった。現在、識字率は83パーセント。 リビア人が農業の仕事につきたい場合には、農園を始めるための、農地、家、器具、種、家畜が、全て無料で与えられる。 リビア人が必要な教育あるいは医療施設を見いだせない場合、政府が外国に行くための資金を支払い、さらには実費のみならず、住宅費と自動車の経費として2,300ドル/月、支払
アラブの春の進展を阻む石油の呪縛2011年10月10日発売号 マイケル・L・ロス/カリフォルニア大学ロサンゼルス校政治学教授 ■石油の呪縛 2011年にアラブで民衆の運動が起きる前から、中東の権威主義国家はそれぞれに違う顔を持っていた。石油資源に恵まれないエジプト、ヨルダン、レバノン、モロッコ、チュニジアの民衆は、豊かな産油国であるバーレーン、イラク、クウェート、リビア、サウジアラビアの民衆に比べて、より自由な環境で生活していた。 民主化運動が中東を覆い始めた後、体制打倒を目指す運動をうまく抑え込んだのは産油国だった。実際「アラブの春」によって深刻な事態に追い込まれた産油国の指導者は、リビアのムアンマル・アル・カダフィだけだ。このケースにしても、北大西洋条約機構(NATO)軍の軍事介入によって、反カダフィ派が勢いを得たことが大きな理由だ。 この30年にわたって世界で民主主義は大きな広がりを
中東の衛星テレビ局、アルジャジーラは20日、ワダフ・ハンファル社長が辞任したことをウェブサイト上で明らかにした。AP通信などによると、内部告発サイト「ウィキリークス」が最近になって、ハンファル氏と米国が緊密な関係にあり、米国の意向に沿って報道を抑制したとの内容の米公電を伝えていた。 8月末に明らかになった米公電によると、同氏はイラクの駐留米軍の作戦に関する報道で、負傷した子どもらの被害を伝える場面を一部削除したという。同局は「ハンファル氏は7月から辞任を望んでいた」などと説明しており、後任にはカタールの王族が就任した。 アルジャジーラは1996年、カタール政府などが出資して設立。世界中に60以上の支局を抱え、視聴者は2億2千万世帯に上る。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動では精力的に報道、エジプトなどで高い人気を誇る一方、ペルシャ湾岸諸国のデモ報道は抑制しているとして「偏向」批判も出ている
今年前半、「アラブの春」の到来に世界中がわいた。しかし、夏が来てみると、なかなか物事は思うようにすぐには進まないことが段々わかってきた。特にシリアで流血事件が続いているのが気になる。 中東情勢に関して、少し基礎を含めて知りたい方に、「英国ニュースダイジェスト」のニュース解説面が役に立つーー中東情勢専門家、吉田さんの腕が光る。以下はそのいくつかである。 シリア革命の行方 http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/8202/265/ アラブの春とイエメン http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/8103/265/ アラブの春でまだ興奮が冷めやらぬ頃に、アルジャジーラ英語放送に関して、朝日の月刊誌「Journalism」7月号に原稿を書いた。「メディアが動かした中東革命」という特集の中の1つ
暗いニュースが続くなかで、「なでしこ」の優勝は大きな歓喜だった。深刻な災厄を被った経験は、むしろその障害を乗り越えようと、予想以上の力をもたらすのかもしれない。 「なでしこ」の快挙の一方で、別の種類の困難に泣かされているチームがある。以前にこのブログでも紹介した、イランの女子サッカーチームだ。6月6日、FIFAは、イラン女子チームが頭から首まで覆うヒジャーブ(スカーフ)をつけて試合に臨むのは規定違反だ」として、イランのロンドンオリンピック出場権を剥奪した。宗教や政治的シンボルを身に着けてはいけない、というFIFA規定にひっかかったからというのだが、ヒジャーブがダメというのは実質的にイスラーム教徒の女性に「スポーツするな」というようなものではないか、と反発も高まっている。 ヨルダンでもこの決定は波紋を呼んでおり、FIFA副会長となったヨルダン王家のアリー王子が頭を抱えている。チームの中心的プ
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ロンドンに住む知人から、「冬の兵士」(岩波書店)という本を頂いた。知人は本の校閲に関わっていた女性である。 副題に「イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実」とある。米国では「反戦イラク帰還兵の会(IVAW)」という組織が2004年、発足したという。 この会が、「イラクからの即時無条件撤退」「退役・現役軍人への医療保障そのほかの給付」「イラク国民への賠償」の3つを掲げて行動を開始し、2008年、「冬の兵士」と題した公聴会を開催したのだという。公聴会では多くの兵士が戦場の実態を語り、その証言をまとめたのがこの本だ。 2008年の話、そしてイラクに行った米兵の話ということで、いま英国に住む自分からすれば、この本に出会わなければ、公聴会のことやこの会のことを知らないでいただろうと思う。 英国では中東のニュースが非常に多い。イラク、アフガン戦争では、米英兵の死を聞くたびに、私はイラクやアフガン国民
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