Photo by Pexels さて、突然で恐縮ですが、上の画像に写っている楽器をご存じでしょうか? こちら「モリンホール(Morin khuur)」と呼ばれる楽器でして、日本では馬頭琴(ばとうきん)ともいいます。 モンゴル起源の弦楽器でして、ユネスコの無形文化遺産にも登録されております。 その名の通り、楽器の先端は馬の頭を模していて、これが大きな特徴となっています。 先端が馬を模している Photo by Pexels モリンホールの音色は深く重厚で、モンゴルの草原を思わせるような豊かさがあります。その音色はまるで馬の鳴き声を奏でているかのようで、聞く人々を魅了します。 元々はモンゴルの遊牧民が亡くなった愛馬を偲ぶために作られた楽器と言われておりまして、馬の骨や毛を使用しているそうです。 この楽器には長い歴史がありまして、チンギス・ハーンの時代にはすでに広い地域で使用されていたとのことで