ソニーが社運を賭けて開発した次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の、米国における年末年始の売り上げが、製品に欠陥が見つかり供給量が制限されたことで、不振に終わったことが分かった。 これに伴い、PS3の売り上げは、マイクロソフトの「Xbox 360」、任天堂の「Wii」に遅れをとることとなった。 11日(現地時間)の市場調査会社NPDのまとめによると、昨年11月17日に米国で発売されたPS3は、12月までに全部で68万7,300台を売り上げた。これに対し、PS3に比べ価格が安い「Wii」は110万台、「Xbox 360」は164万台の売り上げを記録した。 アメリカン・テクノロジー・リサーチのアナリスト、P・J・マックニーリー氏は「PS3の販売不振は、エレクトロニック・アーツ(EA)、アクティビジョンといったビデオゲームのゲームソフトパブリッシャーにも影響を及ぼすだろう」と話