ブックマーク / number.bunshun.jp (17)

  • 笑わない男・小笠原満男が笑った日。現チームの礎を作ったあのタイトル。(寺野典子)

    2017年、天皇杯決勝戦。鹿島アントラーズが延長前半4分の勝ち越し弾を守り、クラブ5度目となる天皇杯優勝を遂げた。これで、鹿島が手にしたタイトルの数は19個となった。 初のタイトル獲得に期待が集まった川崎フロンターレだったが、2016年11月23日のJリーグチャンピオンシップに続き、鹿島にそれを阻まれた。 チャンピオンシップ敗退から1カ月後の12月24日、天皇杯準々決勝でFC東京をやぶり、「良いときのフロンターレが戻ってきた」と大久保嘉人が絶賛するほど、川崎は調子をあげていた。負傷離脱だった小林悠や大島も復帰している。 一方の鹿島は、チャンピオンシップ決勝戦で浦和を下し、Jリーグ王者に輝いた。その後はクラブワールドカップに出場。劣勢であっても苦しい時間をしのぎ、得点を奪い、試合を終わらせるという、鹿島スタイルが世界舞台でも通用することを示した。決勝戦ではレアル・マドリー相手に延長戦へ持ち込

    笑わない男・小笠原満男が笑った日。現チームの礎を作ったあのタイトル。(寺野典子)
    rig
    rig 2017/01/07
    なぜ勝てるのか? それは、美酒と同じように、勝利を逃したときの苦さを知っているからだ。そして彼らはそれを忘れない。
  • 鹿島の強化部長を20年間務める男。鈴木満が語る監督、OB、鹿島の流儀。(寺野典子)

    6月25日ファーストステージ最終節。鹿島アントラーズはアビスパ福岡を2-0でくだし、ステージ優勝を飾った。終盤6連勝の盤石な体制で、他チームが取りこぼす中で勝ち点を失わず、逆転での優勝となった。しかし、圧勝を重ねて追い上げたわけではなかった。 「この何試合かは、いい内容の試合だったわけじゃない。良くない時間帯もあったし、失点してもおかしくないシーンもあった。それでも内容が悪くても勝つ術を持っているのがこのチーム。ピッチで話し合いながら、勝機を見出し、再び自分たちのペースにできる」 福岡戦後に、キャプテンの小笠原満男もこう語っている。 開始早々の福岡の勢いをなんとかしのぎ、セットプレーから先制点を手にした鹿島は、終始落ち着いた戦い方をしてみせた。追加点が決まり迎えた後半は、リスクを冒さず、うまく時間を使いながら、試合を進める。ピンチになっても慌てず、1対1の場面ではキッチリと身体を張って戦う

    鹿島の強化部長を20年間務める男。鈴木満が語る監督、OB、鹿島の流儀。(寺野典子)
    rig
    rig 2016/07/15
    もちろん勝つことが大事だけれど、今いる選手を育てていく、育成の割合を大きくしていく時期も必要なんだよ。そうしないと彼らは“昔強かったチームにいるだけの選手”になってしまうから。
  • 何度でも甦る鹿島、ナビスコ杯優勝。2年間の世代交代が実り、黄金期へ。(飯尾篤史)

    キャプテンの小笠原満男が貴賓席の前で優勝カップを掲げ、ゴール裏を真紅に染めたサポーターが咆哮する――。まるでデジャヴのような、すっかり見慣れた光景だった。 それもそのはず、2006年のナビスコカップ決勝でジェフ千葉に敗れて以降、昨年までの8年間で鹿島アントラーズはカップ戦(ナビスコカップと天皇杯)決勝の舞台に4度立っているが、そのすべてで戴冠し、今年のナビスコカップのタイトルも掴んでみせた。 ファイナルの戦い方を熟知しているチーム――。わずか2シーズン、タイトルを掴めなかっただけで大問題となる、常勝チームたるゆえんだろう。 浦和レッズを下した'11年のナビスコカップ決勝でも、清水エスパルスを振り切った'12年の同決勝でも、際立ったのは、相手の出方を見定め臨機応変に戦って勝負を決める老獪さだった。 だが、この日の鹿島は、ひと味違った。 序盤からガンバ大阪に息つく暇を与えぬ怒涛のラッシュを仕掛

    何度でも甦る鹿島、ナビスコ杯優勝。2年間の世代交代が実り、黄金期へ。(飯尾篤史)
    rig
    rig 2015/11/02
    『本田さんたちがよく『チームのために』って言っていたことの意味がようやく理解できるようになりました』って、満男が言うんだ。イタリアで試合に出られなくて、いろいろ思うところがあったんだろうね。
  • 柳沢、中田が引退後に古巣を選んだ意義とは。~選手第一の鹿島が育む帰属意識~(二宮寿朗)

    '14年シーズン限りで現役を引退したベガルタ仙台の柳沢敦が古巣・鹿島アントラーズに戻って、トップチームのコーチに就任した。同じくスパイクを脱いだ中田浩二もクラブスタッフとして残るという。 アントラーズの黄金期を支えた2人の元日本代表が、育ったクラブでセカンドキャリアをスタートさせることにどのような意義があるのだろうか。 鹿島は「選手第一」をどこよりも実践してきたクラブだ。戦力外通告を極力出さず、たとえ戦力外となっても移籍先をクラブ主導で探してきた。また結果が出なくとも入団から3年はチャンスを与えるなどの基スタンスを崩さないでいる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 620文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます

    柳沢、中田が引退後に古巣を選んだ意義とは。~選手第一の鹿島が育む帰属意識~(二宮寿朗)
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    rig 2015/01/28
    彼らほどのネームバリューがあれば、セカンドキャリアにはいくつかの選択肢があったに違いない。それでも鹿島で仕事をすることを選んだ。
  • 日本一早い2018W杯メンバー予想!鍵は「6年前の五輪」と「いい流れ」。(佐藤俊)

    A代表の合宿でも、得意のドリブル突破を見せるなど持ち味を存分に発揮した南野拓実。今季はリーグ全試合に出場し、柿谷、フォルランから実戦の中で多くの物を吸収している。 12日、ブラジルW杯を戦う日本代表メンバーが発表されたが、「おぉ」という声が上がったのは青山敏弘、齋藤学、大久保嘉人の名前が読まれた時ぐらい。ほぼ順当なメンバー選考だったと言える。 過去にW杯を戦ったメンバー編成で重要なカギを握ってきたのは、その大会の6年前に五輪を経験してきた選手たちである。 例えば2006年ドイツW杯時、直近の五輪は2004年アテネ五輪だったが、主力は中田英寿、中村俊輔ら2000年シドニー五輪に出場した選手たち8名で、五輪に出場していない同世代を含めると13名にも及んだ。2010年南アフリカW杯時、直近の五輪は2008年北京五輪で田圭佑、長友佑都ら4名がメンバー入りしたが、主力として活躍したのは闘莉王、阿部

    日本一早い2018W杯メンバー予想!鍵は「6年前の五輪」と「いい流れ」。(佐藤俊)
    rig
    rig 2014/05/17
    歴史とは、そうしたいい流れを絶やさずに継続していくことである。するとある時、信じられない成果を出す瞬間がやってくる。
  • 福西崇史が見抜いた意外な成果。選手目線で分析したNZ戦の後半。(細江克弥)

    ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、5日の南アフリカ戦に向けたメンバー発表記者会見でこう言った。 「このチームの90~95パーセントは(大会の)最終メンバーに入るだろう」 おそらくアルベルト・ザッケローニの心境も全く同じである。というより、W杯を3カ月後に控えたどの出場国にも共通する指揮官の心境と言っていい。スコラーリが敢えて当確ラインを公言したのは、ブラジル代表を率いる監督としての戦略にすぎない。チーム内の競争心を煽るより、主力選手に安心感を与えるという戦略を採ったのである。 もし日本代表の最終登録メンバー23人のうち90~95パーセントが決定しているということを前提とするならば、ニュージーランド戦の最大の目的は勝利ではない。第一義として考えられるのは、この4年間で積み上げてきたことを3日間の合宿と実戦で最終確認すること。しかしこの段階での「負け」はマイナス影響を及ぼしか

    福西崇史が見抜いた意外な成果。選手目線で分析したNZ戦の後半。(細江克弥)
    rig
    rig 2014/03/08
    本番を3カ月後に控えたニュージーランド戦を“確認作業”に費やせるのも、その3年半があったからこそである。この時点でジタバタしているようでは先が思いやられる
  • 海外移籍か、国内残留か。大迫と齋藤の対照的な決断。~半年後のW杯本大会を見据えて~(二宮寿朗)

    今冬、ザックジャパンのメンバーでもあるJリーガー2人の去就に高い関心が集まっていた。 1人は鹿島アントラーズの“ハンパないストライカー”大迫勇也で、もう1人は横浜F・マリノスの21年ぶりとなる天皇杯優勝に貢献した“ハマのメッシ”こと齋藤学である。 いずれもドイツのクラブから移籍のオファーが届いたが、前者は2部1860ミュンヘンへの完全移籍を決め、後者は1部ヴォルフスブルクに断りを入れてマリノスに残った。対照的な決断だった。 なぜ「国内組」の海外移籍が注目されるのかというと、半年後にブラジルW杯を控えているからだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1123文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。 有料会員登録

    海外移籍か、国内残留か。大迫と齋藤の対照的な決断。~半年後のW杯本大会を見据えて~(二宮寿朗)
    rig
    rig 2014/01/28
    メンバーに選ばれるばかりでなく、本大会で活躍することをセットにしての目標。
  • ジュビロ降格の陰に3つの「不在」。パートナー、リーダー、そして伝統。(飯尾篤史)

    不振を極め、いまだ得点が1ケタにとどまるエース・前田遼一。獲得を目論む国内外のクラブも多いなか、今冬の去就に注目が集まる。 あのジュビロ磐田がJ2に降格した。 3度のリーグ優勝を誇り、ナビスコカップを2度、天皇杯も1度制し、1999年にはアジア王者にも輝いたチームが来シーズン、J1から姿を消すことになる。 過去にも強豪クラブ、名門クラブが残留争いに敗れた例はあったが、獲得タイトルの数では磐田が群を抜いている。 山康裕が放った渾身ヘッドはポストに弾かれ、山田大記のループシュートはサガン鳥栖のGK林彰洋の右手によって防がれた。 終盤にはDFのチョ・ビョングクを前線に投入し、コーナーキックの際にはGKの八田直樹まで上がってヘディングシュートを放ったが、鳥栖の牙城は崩せなかった。 その直後に鳴ったホイッスル――。 栄光に彩られた“サックスブルー”はなぜ、哀しみに暮れることになったのか。 攻撃のた

    ジュビロ降格の陰に3つの「不在」。パートナー、リーダー、そして伝統。(飯尾篤史)
    rig
    rig 2013/11/14
    ジェフ千葉もかつて「脱オシム」を掲げた時期があった。どうしてクラブは、築きあげてきた歴史や伝統、スタイルといった財産を簡単に手放そうとしてしまうのだろう……。
  • 代表復帰の大迫が語っていた「夢」。万能の裏に隠し持つ“賭ける”力とは。(二宮寿朗)

    若いプレイヤーのなかには日本代表を経験することで、成長サイクルを一段と加速させる者がいる。 鹿島アントラーズのエースに君臨する大迫勇也も、間違いなくその一人だ。 23歳、5年目の今季はひと味もふた味も違う。 元来、視野が広くてチャンスメイクも器用にこなす万能ストライカーだが、今季は何よりもゴール前で勝負強さを発揮できるようになっている。 実は大迫は、若手中心で臨んだ2010年1月のイエメン戦でA代表に初招集されている(出場機会なし)。さらに昨年4月に行なわれた代表候補合宿に呼ばれてもいるが、実質的に当の意味での初代表となったのが、7月の東アジアカップだと言えるだろう。 その東アジアカップでは、オーストラリア戦で2ゴールを挙げ、9月のグアテマラ、ガーナ戦でも招集されると2試合とも出場を果たした。翌月のセルビア、ベラルーシ遠征は代表メンバーから外れたものの、9月に再招集された際は田圭佑、香

    代表復帰の大迫が語っていた「夢」。万能の裏に隠し持つ“賭ける”力とは。(二宮寿朗)
    rig
    rig 2013/11/09
    クラブでの活躍の延長線上に代表があり、そしてその先にW杯がある。彼はアントラーズで勝利とゴールを追うとともに、代表にいつ呼び戻されてもいいように爪を研いでおくことを心に刻んでいるようだった。
  • 薬物撲滅に続きビデオ判定を強化。MLB改革の全ては、ファンのために。(菊地慶剛)

    ファン目線でのMLB改革を断固として推しすすめるセリグコミッショナー。日球界にも強いリーダーシップを欲してしまうのはないものねだりなのだろうか。 今シーズン、MLBはこれまでにない変革を推進しており、日々の取材のなかで並々ならぬ姿勢を感じている。 まずは禁止薬物撲滅の動きだ。 MLBは今シーズンから、米国のスポーツ4大プロリーグの中でも真っ先にHGH(ヒト成長ホルモン)を調べる血液検査を導入した。 これにより、マイアミのアンチエイジング専門クリニック『バイオジェネシス』経由で薬物を不正入手した選手たちに、これまでの出場停止処分規則に縛られない厳正な処分を下したのは周知の通り。 さらにMLBでは、現行制度よりさらに厳しい罰則制度を発表する準備を着々と進めている。 映像技術の進歩で、誤審が白日の下に。 そして今度は来シーズンからのビデオ判定拡大の方針を打ち出した。 現在のビデオ判定はホームラ

    薬物撲滅に続きビデオ判定を強化。MLB改革の全ては、ファンのために。(菊地慶剛)
    rig
    rig 2013/09/13
    なぜここまで積極的に対策を打ち出してきたのだろうか。答えは至って簡単だ。セリグ=コミッショナーが自分たちの都合を優先するのではなく、ファン目線で物事を考えようとしているからに他ならない。
  • 佐藤寿人は招集されるべきか?ザック選考の裏にある戦略とは。(細江克弥)

    J通算100ゴールも決め、得点ランキングを独走する佐藤寿人。苦労人ながらまだ30歳、円熟の時を迎えている。 かつてあれほど騒がれた“海外組”と“国内組”にまつわる議論が、今はほとんど聞こえてこない。 8年前や4年前のそれとは異なるポジティブな雰囲気で幕を開けたW杯アジア最終予選。その初戦となったオマーン戦でベンチ入りした23名のうち、海外組はほぼ半数の11名。スタメンでピッチに立った11名においては、前田遼一、遠藤保仁、今野泰幸を除く8名が海外組と大勢を占めた。後半には海外挑戦が秒読みと見られている酒井宏樹、今夏の渡独が決まっている清武弘嗣、さらに海外でフルシーズン1年目を終えた細貝萌が送り込まれ、ベンチにはハーフナー・マイクと宮市亮も控える。どうりでそんな議論に発展しないほど、現日本代表の主力は海の外を主戦場とする選手が多い。 “海外組”重用の傾向はジーコ時代に端を発するが……。 そもそ

    佐藤寿人は招集されるべきか?ザック選考の裏にある戦略とは。(細江克弥)
    rig
    rig 2012/06/11
    この指揮官には、組織のスタイルに合致することさえ分かれば、躊躇なくリストに加える柔軟性がありそうだ。
  • <特別な開幕戦> イチロー「12年目の想い」 ~ある驚くべき変化とは?~(石田雄太)

    メジャー生活12年目にして初めて迎えた日での開幕戦。 「まさに特別な日」に、5打数4安打1打点の大活躍で チームの勝利に貢献した彼の想いは、言葉よりも雄弁な プレーと仕草、そしてある“衝撃的な変化”に現れていた。 とうとう最後まで、直に肉声を届けることはなかった。イチローは、開幕前の記者会見も、練習後のテレビカメラによる取材も、開幕戦が終わったあとのヒーローインタビューも一切、受けることはなかった。彼は日のファンの前で、一言も言葉を発していない。 にもかかわらず、いったいなぜ彼の想いはこれほどまでにファンのもとへ届いたという実感があるのだろう。日でのイチローのプレーは、じつに雄弁だった。 喝采の中、打席に立つ。 バットを高々と掲げる。 360度からのフラッシュを浴びる。 彼の立ち居振る舞い、そのすべてがメッセージだった。日人は、イチローのプレーを見て、そのメッセージを感じ取ろうとし

    <特別な開幕戦> イチロー「12年目の想い」 ~ある驚くべき変化とは?~(石田雄太)
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    rig 2012/04/11
    人の心を動かすとか、勇気を与えるとか、感動を与えるとか、よくあるフレーズですけど、無理なんです。それは、目的にはできない。目的となったら、そんなの与えられるわけがない。なるとしたら結果的にそうなるだけ
  • 安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)

    当初はFWとしてプレーしていたが、1999年にディナモ・ザグレブの監督に就任したオズワルド・アルディレスにサイドプレーヤーへの転向を促され、以降、サイドを主戦場として活躍。サンフレッチェ広島に加入した初年度も右サイドのレギュラーとしてシーズン4位という好成績に貢献した。 今、Jリーグにとって最も悩ましい問題のひとつは、若手のヨーロッパ流出だろう。2010年W杯以降、香川真司、内田篤人、宇佐美貴史、大津祐樹といったリーグの見所となりうるタレントたちが次々と日を離れ、この夏もセレッソ大阪の清武弘嗣や柏レイソルの酒井宏樹の海外移籍が噂されている。 ドイツに6年間住んだ経験がある筆者としては、リスクを冒して移籍する若手選手たちの気持ちがわかる気がする。Jリーグである程度の結果を出せば未知の世界で力を試したいと思うのが自然だし、言葉も通じない異文化に飛び込むことで価値観が変わって劇的な成長を遂げる

    安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)
    rig
    rig 2012/04/11
    “ヨーロッパのクラブならば、どこでもJリーグより上かのように語られる空気がある”という指摘
  • “選手のミス”が救った日本シリーズ。「プロ」の監督が揮うべき采配とは?(鷲田康)

    1975~1980年、1993~2001年の2期15年にわたり巨人の監督を務めた長嶋。勘やひらめきに頼りがちな采配は批判の対象ともなった一方、ファンに鮮烈な印象を残した この試合で中日の落合博満監督は、明らかな“捨てゲーム”を作った。 1点を先制したその裏、先発の中田賢一投手が4失点して逆転を許すと、そのまま続投。一方的な展開で9失点した5回まで中田を引っ張り、中継ぎ投手陣の温存をはかったのだ。 「3つまで負けられる。ムリする必要あるか?」 試合後の落合監督のコメントだった。 中田は2回以降は落ち着きを取り戻し、投手に打順が回らないDH制で交代機が難しかったのも確かだった。そうして続投させているうちに4回に塁打であっという間に2点を追加され、5点差となり試合はほぼ決まってしまった。 だからムリする必要はない。あとは淡々と味も素っ気もなく9回を消化するということだった。 真剣勝負と興行を両

    “選手のミス”が救った日本シリーズ。「プロ」の監督が揮うべき采配とは?(鷲田康)
    rig
    rig 2010/11/18
    勝つことが最大のファンサービス
  • Jリーグの選手は過保護なのか?西村W杯審判員が伝えた意外な事実。(木崎伸也)

    南アW杯で活躍した岡田ジャパンの選手たちは、屈強な相手選手の当たりにも倒れず戦えたように見えた。変えるべきはJリーグでの気持ちなのか身体なのか? Jリーグのレベルを上げるには、まずレフェリーのレベルを上げなければいけない――。よく国内メディアで語られることだ。日にはJリーグのレフェリーの実力を低く見る傾向があり、実は筆者もそのひとりだった。 だが、それは偏見なのかもしれない。 南アフリカW杯において、西村雄一主審と相楽亨副審が準々決勝のオランダ対ブラジルを含め4試合を担当したことで、日人レフェリーが国際舞台で高く評価されていることが明らかになった。 前大会のドイツW杯において、上川徹主審が3位決定戦のドイツ対ポルトガルで笛を吹いたのに続き、西村主審がオランダ対ブラジルというどんなベテランレフェリーでも緊張するであろう試合で抜擢された。加えて決勝戦では、第4審判としてイングランド人のウェ

    Jリーグの選手は過保護なのか?西村W杯審判員が伝えた意外な事実。(木崎伸也)
    rig
    rig 2010/07/29
    現在、Jリーグでは試合後に主審や副審に取材することは認められていない。/まずはW杯を経験した西村主審など数人に限定し、カメラの前に立つ機会を設けてはどうだろうか。
  • セルビア戦完敗はメディアにも責任。岡田ジャパンに本物のサッカー愛を!!(杉山茂樹)

    主力をほとんど欠いた2軍以下のセルビアに0-3と惨敗。代表23人の最終選考どころか、守備の根的な見直しを迫られた 岡田ジャパンが、セルビア代表ならぬ「セルビア選抜」と対戦したのは、僕がちょうど海外に出かけている間だった。というわけで、その感想は、編集部から送られてきたDVDを頼りにしたものになる。つまり、あまり詳しいことは言えないし、言うべきではないのだが、ざっと見る限り、岡田ジャパンのプレーが普段と特別違っていたようには見えなかった。 いつも通りのプレーをして0-3で敗れた。国内組主体。メンバーが多少替わっても、やっているサッカーに変わりはほとんどなかった。 岡田ジャパンは今回の国際親善試合を含めてこれまで43試合を戦ってきたが、そのなかにこの日、2ゴールの活躍をしたムルジャ級のFWを備えたチームはどれほどいたか。この敗戦が通算7敗目という事実が、それを端的に物語っている。 ちょっとミ

    セルビア戦完敗はメディアにも責任。岡田ジャパンに本物のサッカー愛を!!(杉山茂樹)
    rig
    rig 2010/04/20
    代表チームが、かつてないほど悲惨な状態に追い込まれているというのに、メディアの多くは騒ごうとしない。放っておくとヨイショに走る。不自然きわまりない姿を露呈している。
  • ラスト5試合で強かった鹿島と大分の“安定装置”。~中田浩二と菊地直哉の貢献~(1/2) [Jリーグ観察記] - Jリーグコラム - Number Web - ナンバー

    ラスト5試合で強かった 鹿島と大分の“安定装置”。 ~中田浩二と菊地直哉の貢献~ 木崎伸也 = 文 text by Shinya Kizaki photograph by Masahiro Ura シーズン終盤というのは、決勝トーナメントによく似ている。 優勝のために、残留のために、状況によっては1度も負けることが許されず、シーズン序盤とは比べ物にならないような重圧が襲い掛かってくる。前日本代表監督のイビチャ・オシムは、優勝が決まった浦和対鹿島を観戦後、「こういう緊張感のある試合を毎回できれば、日サッカーはもっと強くなるだろう」と語った。シーズン終盤の5連勝が鹿島3連覇達成の決め手となった。 では今季、Jリーグでシーズン終盤に強かったのはどのチームだろうか? ラスト5試合、ラスト10試合の勝ち点で順位をつけてみると、次のようになる。 <ラスト5試合> 1位鹿島(15)、2

    rig
    rig 2009/12/22
    もし日本代表が2010年ワールドカップで上位を狙うのなら、攻撃ばかりに目を向けるのではなく、守備を安定させられる選手もメンバーに入れておくべきだろう。
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