2017年、天皇杯決勝戦。鹿島アントラーズが延長前半4分の勝ち越し弾を守り、クラブ5度目となる天皇杯優勝を遂げた。これで、鹿島が手にしたタイトルの数は19個となった。 初のタイトル獲得に期待が集まった川崎フロンターレだったが、2016年11月23日のJリーグチャンピオンシップに続き、鹿島にそれを阻まれた。 チャンピオンシップ敗退から1カ月後の12月24日、天皇杯準々決勝でFC東京をやぶり、「良いときのフロンターレが戻ってきた」と大久保嘉人が絶賛するほど、川崎は調子をあげていた。負傷離脱だった小林悠や大島も復帰している。 一方の鹿島は、チャンピオンシップ決勝戦で浦和を下し、Jリーグ王者に輝いた。その後はクラブワールドカップに出場。劣勢であっても苦しい時間をしのぎ、得点を奪い、試合を終わらせるという、鹿島スタイルが世界舞台でも通用することを示した。決勝戦ではレアル・マドリー相手に延長戦へ持ち込
![笑わない男・小笠原満男が笑った日。現チームの礎を作ったあのタイトル。(寺野典子)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3292ca496394136803caea5fa132c7eb8a6b2185/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F4%2F-%2Fimg_04f53a2632bcd0678364c075e03a431e89794.jpg)