患者の命をつなぐ人工透析用機器のチューブを引き抜いたとして12日、逮捕された町田市「あけぼの第二クリニック」の所長で内科医の橋爪健次郎容疑者(49)。治療中だった50代の男性患者のチューブを引き抜いて殺そうとした殺人未遂の疑いだ。 「誰でもよかった。人を殺して死刑になりたかった」と話しているという。「温厚で面倒見がいい」と慕われていた医師に一体何があったのか。 「今年の4月ごろに人工透析の先生が2人辞めたと聞きました。代わりに新しい先生が入った様子もなく、それから橋爪先生の仕事量が倍になったと看護師さんが話しているのを聞きました」(人工透析を受けている患者) ■人工透析はドル箱 橋爪容疑者は「半年ほど前から眠れず、仕事が手につかなかった」と話しているそうだ。仕事量が一気に増え、疲れ果て、ノイローゼ状態になっていたのかもしれない。