宮内庁は1日、秋篠宮家の長女眞子さまが「複雑性PTSD」(複雑性心的外傷後ストレス障害)の状態にあると発表し、診断した精神科医の秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長の文書を明らかにした。全文は以下の通り。(原文まま) 【「複雑性PTSD」の診断】 眞子内親王殿下は、ご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果、「複雑性PTSD」(複雑性心的外傷後ストレス障害)と診断される状態になっておられます。 PTSDでは、強い恐怖を感じるトラウマの体験のために、トラウマを想起させる出来事の回避、何らかのきっかけによるトラウマの再体験、些細な刺激で強い脅威を感じるといった症状が起こります。
警察庁は5日、2020年1月から21年6月までの1年半に自宅で容体が急変して死亡し、全国の警察が変死などとして取り扱った人のうち、計443人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと明らかにした。立憲民主党の会合で明らかにした。 自宅や路上など医療機関以外で体調が悪化して死亡した人のうち、コロナの…
事件現場となった一戸建ての玄関先には植木鉢が荒れたまま放置されていた=神戸市須磨区で2020年10月23日午後4時53分、春増翔太撮影 黒髪をキュッと結んだポニーテール。白いブラウス。顔を上げた小柄な女性(22)は、年齢より幼く見えた。 9月、神戸地裁。幼稚園教諭だった女性は、初めて法廷に立った。同居していた祖母(当時90歳)の殺害を認め、「介護で寝られず、限界だった」と語った。親族から介護をほぼ1人で背負わされ、仕事との両立に苦しんだ末のことだった。 なぜ、社会人1年目の女性は「大好きだったおばあちゃん」を手にかけるまで追い詰められたのか。裁判を傍聴し、関係者への取材を重ねた。【韓光勲、春増翔太】
日本学術会議の任命拒否問題に絡み、フジテレビの5日昼の情報番組「バイキングMORE」で、平井文夫上席解説委員が「会員OBは日本学士院会員になり、死ぬまで250万円の年金をもらえる。そういうルールになっている」と発言し、インターネット上で拡散された。同様の発言をする与党議員もいたが、日本学士院などに確認すると、日本学術会議OBが学士院会員になるというルールはなく、発言は誤りだった。【吉井理記/統合デジタル取材センター】 「税金でやっているのは日本だけ」発言も 平井氏は、日本学術会議のように、公金で運営している学術団体は「欧米は全部民間。日本だけが税金でやっている」と発言したうえで、さらにこう続けた。 「民営化して、自分たちで会費を払って、提言すればいいんじゃないですか。だってこの人たち6年、ここで働いたら、その後、学士院というところに行って、年間250万円年金もらえるんですよ。死ぬまで。みな
新型コロナウイルスなるものが、人類の生存を脅かすようになって以来、どうしてこんなことになってしまったのかと、私は頭を抱え込んでいる。 これで近代史がご破算になる。もう一度、新しい出発点に立ってやり直しになる。それは災いを転じて福となす機会にもなると思っている。 学生時代、私は下宿の部屋の壁に、学校の教室にある大きな年表を貼っていた。それを眺めながら、「人類は今後500年も生存を続けることができないのではないか」と不安に思っていた。破局による滅亡を避けるなら、今のうちに近代文明を丸ごと捨て去って、もう一度旧石器時代から始める他はないとも思ったりしていた。 歴史を断絶させる不安要因の中で特に大きなものが二つあった。 一つは原子力利用。いまだ核拡散防止条約(NPT)体制は整わず、米ソに続いて英仏中が核保有国になった頃だ。厳しい米ソ冷戦下では核戦争も現実的脅威であった。そして、軍事利用だけでなく“
マスクをして高架下を通る人たちを眺める路上生活者の男性。拾った2枚のマスクを洗いながら使っている。「拾ったマスクを着けるのは嫌だけど、ウイルスにかかるのも嫌だ」=東京都墨田区で2020年3月22日、滝川大貴撮影 新型コロナウイルス感染拡大の長期化は路上生活者らへの支援にも影響を及ぼしている。集まった人がクラスター(感染者集団)になることを懸念して炊き出しを中止したり、配布するマスクの数を制限したりするなど、支援団体が対応に苦慮している。【滝川大貴】 「嫌だけど…」拾ったマスク着ける 陽気に包まれ桜の開花が一気に進んだ3月下旬の夜、東京・隅田川近くの高架下にしゃがみ込む男性がマスクを着けて歩く花見客を眺めていた=写真。生活物資などを詰め込んだカートの横で、自らも口と鼻をマスクで覆う。現在持っている2枚は、いずれも路上で拾ったものだ。知人からうわさを聞き、新型コロナウイルスへの感染が怖くなって
院内感染とみられる医療スタッフの新型コロナウイルス感染が確認された新小文字病院=北九州市門司区で2020年4月1日午後8時11分、宮城裕也撮影 新型コロナウイルスの感染者のうち、医師や看護師ら医療従事者は全国で少なくとも153人いることが毎日新聞の調べで分かった。診察などを通じて感染者と接する機会が多いことが背景にあるとみられる。すでに新小文字病院(北九州市)など複数の病院で院内感染とみられる集団感染も起きている。第一線の現場で働く医療従事者の感染拡大が続けば、地域医療に影響が出る可能性がある。 毎日新聞は4日、新型コロナウイルスの感染者が100人以上出ている東京都、大阪府、千葉県、神奈川県、愛知県、北海道、兵庫県、福岡県、埼玉県、京都府の10都道府県について、感染した医師や看護師、医療スタッフらの人数を集計した。
都内の買いだめに「食料品は十分な供給力」、スーパー営業短縮も「動きないと聞いている」 菅官房長官会見詳報
「船内はものすごく悲惨な状態で、心の底から怖いと思った」――。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に立ち入った感染症の専門医が、船内の感染対策の甘さを指摘する動画を18日夜、ネット上に公開して波紋を広げている。 動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開したのは、神戸大の岩田健太郎教授。厚生労働省の災害派遣医療チーム(DMAT)に同行し、同日乗船した。 船内の状況について岩田氏は、ウイルスがいなくて安全な「グリーンゾーン」と、ウイルスがいる恐れがある「レッドゾーン」が区分けされておらず、「どこが危なくてどこが危なくないのか、全く区別がつかない」と説明。本来は「レッドゾーンでだけ防護具をきちっと付けて、それを安全に脱ぐことで初めて安全が守られる」が、実際には防護具を付けている人とそうでない人が混在していた。さらに「発熱している人が自室から歩いて医…
自宅などで覚醒剤や大麻を所持し、覚醒剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反に問われた元タレントの田代まさし被告(63)=本名・田代政(まさし)、茨城県鹿嶋市=は13日、仙台地裁(大川隆男裁判官)での初公判で起訴内容を認めた。イベント会場のトイレで覚醒剤を見つけ、「チャンスだと思った」などと入手の経緯を語り、薬物への甘い認識をうかがわせた。【藤田花、滝沢一誠】 田代被告は白いシャツに黒いジャケット姿、黒縁メガネをかけて入廷。職業を問われると、「タレントですが、ずっと活動はしていません」と答えた。 この記事は有料記事です。 残り840文字(全文1098文字)
ハーゲンダッツジャパン(東京都目黒区)は30日、アイスクリーム「ハーゲンダッツ」のミニカップ(110ミリリットル入り)の無料配布を、8月5~18日に全国7カ所で順次実施すると発表した。主力のロングセラー「バニラ」と、8月7日に期間限定で発売する「リッチミルク」計2万3200個を配布する。 イベント名は「ハッピーハーゲンハート」。一人だけではなく、大切な人と一緒に楽しんでもらおうと同社が今年1月から展開する「ハッピーハーゲンプロジェクト」の第3弾で、同社の創業記念日(8月10日)にあわせて実施する。ふたを開けた時のアイスの表面の凹凸がハートの形のように見えることもあることから、同社では「大切な人とハート探しで幸せな時間をシェアしてほしい」としている。 同社では凹凸の形状を「ハーゲンハート」と表現、形の違いによって11の名前で呼び分けており、8月9、10日の東京会場では11種類のハートをイメー
日本列島は23日も猛烈な暑さに見舞われ、埼玉県熊谷市で午後2時23分、観測史上最高の41.1度を記録した。これまで1位だった高知県四万十市の41.0度(2013年8月12日)を、約5年ぶりに更新した。また、毎日新聞の集計では、岐阜県多治見市で40.7度を観測した今月18日以降、23日までに全国で熱中症とみられる症状で亡くなったのは、少なくとも30都府県で94人に上った。この猛暑は2週間ほど続く見通し。 気象庁によると、23日に全国で最高気温が40度を超えたのは、熊谷市▽東京都青梅市(40.8度)▽多治見市(40.7度)▽甲府市(40.3度)--の4市。東京都内では観測史上初めての40度超えとなった。
街頭で配布される松本智津夫死刑囚らの刑執行を伝える毎日新聞の号外=大阪市北区で2018年7月6日、梅田麻衣子撮影 オウム真理教による一連の事件に関与し、今月6日に死刑が執行された早川紀代秀元死刑囚(68)と新実智光元死刑囚(54)が、事件への反省と謝罪を手記で書き残していたことが明らかになった。市民団体「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」が25日付の会報で公表した。死刑制度への疑問も表明するなど、揺れる胸中をうかがわせている。 早川元死刑囚は6月7日付の手記で、死刑制度について「国民が殺生のカルマ(業)を負うので、やめるべきと思います」と指摘。実行役の一人が無期懲役となった地下鉄サリン事件を念頭に「自分では一人も殺していない者が死刑で、自分で二人も殺している者が無期というのは、どうみても公正な裁判とは言えません」と判決に疑問を呈した。
自身のレイプ被害をもとに、日本の性犯罪を取り巻く事情を取材した手記「Black Box(ブラックボックス)」を出版した伊藤詩織さん。毎日新聞のインタビューに対して、作家でブロガーのはあちゅうさんの告発で広がったセクハラ告発キャンペーン#MeTooへの思いを初めて語った。【中村かさね/統合デジタル取材センター】
毎日新聞が13~15日に実施した特別世論調査で、衆院選後も安倍晋三首相が首相を続けた方がよいと思うかを聞いたところ、「よいとは思わない」が47%で、「よいと思う」の37%を上回った。今回の情勢調査で自民党は300議席を超える可能性があるという結果が出たが、首相の人気とは必ずしも合致していない。 安倍首相の続投を「よいとは思わない」は立憲民主支持層で89%、希望支持層で80%、共産支持層で88%に上った。「支持政党はない」と答えた無党派層でも「よいとは思わない」(59%)が「よいと思う」(25%)を大きく上回った。 逆に自民支持層では「よいと思う」が76%に達した。公明支持層も57%が続投を望んでおり、与党支持層と野党支持層で結果が分かれた。
街頭演説後、聴衆と握手する枝野幸男元官房長官=東京・有楽町で2017年10月3日午後5時24分、小出洋平撮影 民進党の枝野幸男代表代行が衆院選に向けて結成した新党「立憲民主党」は3日、総務相あての設立届を東京都選管に提出し、受理された。毎日新聞の取材では、枝野氏や長妻昭元厚生労働相ら民進党の前衆院議員14人のほか、元職11人、新人23人が既に参加の意向を表明。希望の党から公認を拒否された民進の候補予定者らがさらに加わるとみられ、立憲民主党からの出馬は50人を超える公算が大きくなった。 設立届では新党の代表を枝野氏とし、前衆院議員6人が名を連ねた。長妻氏は記者団に、全国11の比例ブロック全てに候補者を擁立する考えを明らかにした。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く