芸能界ではここ数年、複数の性加害問題が取り沙汰され、現在も中居正広氏の性加害問題でメディアもSNSもこの話題一色になっている。なぜこんなにも性加害事件が続いてしまうのだろうか? 「芸能界が特殊であることは確かかもしれませんが、日本の社会全体にこういった事柄を許してしまう空気があったと感じています」というのは、アメリカのハーバード大学に勤務する小児精神科医であり、『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』の著者である内田舞さんだ。内田さんは、PTSDにも詳しく、FRaUwebでは過去に、ジャニー喜多川氏の性加害問題の事件が露呈した際にも記事を寄稿していただいた。今回は、日本で絶えない性加害問題について、自らの経験含めて改めて前後編で寄稿いただいた。 以下、内田舞さんの寄稿です。 今報道される問題は芸能界に限ったことでないこの一年、芸能人の性加害問題が頻繁に議論されています。告発内容
