私、いま“標的型攻撃”を受けてるんです――といったら、信じてもらえるでしょうか? 標的型攻撃とは、簡単にいうと「明確な意思と目的を持った攻撃者が特定の組織や情報を狙って行うサイバー攻撃」のことです。ですから一般的には、重要な機密を扱う国家組織や、世界に名前の知られた大企業、特許をたくさん持つ中堅企業などがそのターゲットになると思われがちですが、実際は皆さんに身近なところでも起きているのです。 ブラジルからの“攻撃”再び? この連載をずいぶん前から読んでいただいている皆さんならピンとくるかもしれません。私にその“標的型攻撃”を仕掛けているのは、悪意や攻撃の意図が全くない、「ブラジルのマリオさん」。 (参考) 「一体どういうことなの?」と思う方に詳しく事情を説明すると、私のGmailアカウント名「mtakeshi」と非常に似たアカウント名「m.takeshi」の持ち主――ここではマリオ・タケシ