『情報メディア白書2017』の巻頭特集では、「百花繚乱の動画メディアは私たちの日常の中でどう棲み分けているのだろうか」と題し、多種多様な動画サービスの利用意識に迫る調査の結果を取りまとめた。 「動画」と一口でいっても、それを目にする機会は劇場での映画鑑賞に始まり、テレビ放送、DVDなどのパッケージ、ネット配信ないし共有サービス、さらに近年ではソーシャルメディアでのコミュニケーション、電車のディスプレーやビルの屋外ビジョンなど、ますます広がり続けている。そこで、利用者が多彩な動画メディアやサービスの視聴体験から感じる印象が、どこまで共通し、どこで異なっているのか調査することにより、動画体験にまつわる現在の「見取り図」を利用者視点で作成することにした。 図表1に示すように、この調査では26種類の動画メディアや動画サービスを対象とし、それぞれの印象を尋ねた。 動画メディア利用者が感じるこれら23
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