炭酸水素ナトリウム、通称重曹についてのお話です。前回の続きです。 前回は「重曹」という名前の由来と、ベーキングパウダーとしての利用で終わってしまいました。 今回は本題の「なぜお掃除に重曹がいいか」という話に戻りましょう。 重曹を使ったお掃除のことを最近ではナチュラルクリーニングと言うらしいです。 ソルベー法で工業的に合成された純度100%の炭酸水素ナトリウムが「ナチュラル」というのはどうかと思いますが、まあ結果論として害は少なそうので、そこは気にせず本題に入りましょう。 「お掃除に重曹」とアルカリによる加水分解反応 重曹でお掃除すると汚れが取れる理由、それは重曹がアルカリ性で、汚れが酸性だからです! ・・・という、微妙に間違った説明を見たのが、実は今回の記事を書いている理由だったりします。小さな間違い大きなエセ科学の元とも言いますから。 そこで、重曹が汚れを落とすメカニズムを、順番に見てい
☆ホルムアルデヒドの話 Yahoo!ニュースの「サイエンス」トピックスでは科学に関するニュースが項目別に分類されており、リアルタイムでたくさんの情報が見られるので筆者も便利に利用しています。ここには「物理学」「天文学」「医療」などの他「ナノテクノロジー」「SARS」「遺伝子組み換え食品」といった項目までが揃っているのですが、残念ながら「化学」という項目は存在していません。「化学」と名のつくトピックは「化学物質と健康」があるだけで、化学がニュースになるのは人の健康を害したときだけなのか、と化学者の端くれとしてはやや情けない思いになってしまいます。 その「化学物質と健康」トピックの中で、最近ダイオキシンなどと並んでよく登場するのが今回の主役「ホルムアルデヒド」です。シックハウス症候群の原因物質として悪名を高めているこの化合物、今回はその実体に迫ってみましょう。 まずホルムアルデヒドとはどんな化
4 プラスチックに含まれる塩素の検出1(Beilstein反応) (1) 銅線の先を小さく丸めて青い炎の先でしばらく焼き、炎が青緑色に着色しなくなることを確かめる。 (2) 次に各プラスチック試料に熱した銅線の先端をつけ、再び銅線を炎の中に入れる。 PVC製品では、銅線を加熱することにより生じた酸化銅(Ⅱ)が、加熱でイオン化された塩素と反応して塩化銅(Ⅱ)になるため、青緑色の炎色反応が生じるが、他の製品では炎色反応が生じない。 5 プラスチックに含まれる塩素の検出2(熱分解) (1) 燃焼実験で刺激臭のあった試料(PVC製品)の小片を三脚にのせた金網に置き、内側を蒸留水で少しぬらしたビーカーをかぶせ、バーナーでおだやかに試料を加熱する。 (2) ビーカー内に白煙が充満したら加熱を止め,軍手をはめてビーカーを取り、ビーカー内に少量の蒸留水を加える。pH試験紙でpHを確認してから、硝酸銀水溶液
Antigua Barbuda Azerbaijan Bosnia-Herz. Brit.Ind.Oc.Ter Congo民主共和国 Cote d'Ivoire Greater China (Chinese Mainland) Greater China (Hong Kong SAR) Greater China (Macau SAR) Greater China (Taiwan) Heard McDon.Isl Liechtenstein Montenegro New Zealand New カレドニア S. Sandwich Ins S.Tome,Principe St Kitts&Nevis St.Pier,Miquel. St.ビンセント Trinidad,Tobago Turkmenistan UAE アイスランド アイルランド アフガニスタン アメリカ (米国) アルジェリア
片栗粉を水に溶いて濃厚な混合物を作ると、 急激な変形に対しては固体的に振る舞い、 ゆっくりとした変形に対しては流動性を示す。 いわゆるダイラタント流体である。 この流体の不思議な性質は、米村でんじろう先生1)の功績もあり、 一般に知られるようになったが、 どのようなメカニズムでこのような振る舞いが現れるかについて、 必ずしも共通の理解があるわけではない。 しかしながら、 日本語のWikipediaの「ダイラタンシー」の項目にある記述には、 明らかな間違いといくつかの混乱が見られる2)。 Wikipediaの記述を正そうと思ったが、 Wikipediaがどのような仕組みで運営されているのか充分理解していないので、 まず、自分のサイトにダイラタント流体についてまとめてみて、その後に、 可能であればWikipediaの編集に加わることにした。 米村でんじろうのワクワク地球実験室: 2005年「地
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