人から人にものを伝えるというのは大変なことです。 話し手は言いたいことの50%程度を言語化できればいいところでしょうし、聞き手は言っていることの50%を理解できていれば大したものでしょう。 とすると、50%×50%=25%で、話し手が伝えたいことの25%しか伝わっていないのがコミュニケーションの難しさかと思います。 なので、そのロス率も踏まえてコミュニケーション論では「伝えたいことを繰り返し何度も話せ」となるわけですね。 これはまた文章も同じ。文章だって、作家さんですら伝えたいことをどう言語化するかに苦心していますし、我々も本を読んでて書き手が伝えたいことをすべて拾えているとは自信を持って言い難い。円城塔の本を100%理解している人とかいるのか。 加えて、文章には冗長性の問題もあります。長く書かなければ言いたいことは伝えられない。しかし長すぎては読んでもらえない。これが文章の難しいところで
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