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ブックマーク / blog.onodera.asia (21)

  • TOPPERSでメーリングリストが廃止されていた

    users@toppers.jpというメーリングリストを購読していたのだが、 2023年7月7日に廃止されていた。 移行先はGitHub Discussionsになるそうだ。 電子メールが流行っていないのは確かな気がするが、電子メールほどオープンな規格もない訳で、簡単には同じ決断はできない気がする。

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    rin51 2023/08/03
  • NetBSD上のMerkaartorでOpenStreetMapを編集してみる

    これは、NetBSD Advent Calendar 2020の22日目の記事です。 はじめに いつもOpenStreetMapにはお世話にあっていますが、最近はなかなか貢献できていません。 ですが、自宅の近所の道が間違っているのは気になっていました。 今回は、NetBSD環境からOpenStreetMapの地図を修正してみました。 もちろん、ウェブブラウザー上でiDで修正できるのは把握していますが、今回はpkgsrc/geography/merkaartorを使ってみました。 pkgsrc/geography/merkaartorのインストール pkgsrc/geography/merkaartorは、pkgsrc/x11/qt5-qtwebkitなど大きめのパッケージに依存しており、 一からビルドするには重量級のパッケージです。 ふじわらさんの14日目の記事を参考に、 バイナリーパッケ

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    rin51 2020/12/23
  • Super UEFIinSecureBoot Diskを使って、Secure Bootが有効化されたPCでNetBSD/amd64を起動させてみる

    Super UEFIinSecureBoot Diskを使って、Secure Bootが有効化されたPCNetBSD/amd64を起動させてみる これは、NetBSD Advent Calendar 2020の15日目の記事です。 はじめに UEFIな環境のPCNetBSD/amd64を起動させる場合には、Secure Bootを無効にするようにBIOS設定画面で設定しておく必要があります。 ですが、Secure Bootを無効にしないで起動する方法はないかと思っていました。 GitHUb.comを見ていると、Super UEFIinSecureBoot Diskというのを 見つけました。 Red Hat社がFedore Linux用に用意しているSecure Bootに対応したブートローダーを利用した仕組みのようです。 既にSecure Boot無効な状態でインストール済みのPCで、

  • NetBSD/alpha 9.99.77をqemu-system-alphaで動かしてみる

    これは、NetBSD Advent Calendar 2020の13日目の記事です。 はじめに NetBSD/alpha on qemu-system-alphaというport-alphaメーリングリスト への投稿を見て以来、qemuでNetBSD/alphaを動かしてみたいと思っていました。 Jason Thorpeさんありがとうございます。 furandon_pigさんの10日目の記事にもAnitaでもqemuで動くalphaの表示がされていました。 Anitaを使えば簡単なのだと思うのですが、手作業でqemu-system-alphaNetBSD/alpha-currentをセットアップしてみました。 qemuは、pkgsrc/emulators/qemu-5.1.0nb10を使います。 インストール方法 インストール用のメモリーディスクを内蔵したカーネルを起動することで、sysi

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    rin51 2020/12/13
  • NetBSDでdevpubd(8)を使ってみる

    これは、NetBSD Advent Calendar 2020の12日目の記事です。 はじめに USB接続のEthernetアダプター(cdce(4))を使っています。 これをUSBレセプタクルに挿した時に、自動的にIPv6のユニークローカルアドレスを割り当ててくれると大変助かると考えていました。 どうやら、devpubd(8)というデーモンを使うと、うまく行くのかもしれないと考えて試してみました。 devpubd(8)を実行してみる devpubd(8)をフォアグラウンドで動かしてみて、cdce(4) USB Ethernetアダプターを挿した際にどのように動作するのか確認してみましょう。 # devpubd -f devpubd_eventloop: event='device-attach', device='uhub4' devpubd_eventloop: event='devi

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    rin51 2020/12/12
  • NetBSDからcups経由で印刷する (1/3)

    これは、NetBSD Advent Calendar 2020の3日目の記事です。 はじめに 2017年に購入したLexmark MS314dnというPostScriptプリンターがあります。 NetBSDでは、これまではlpd(8)とlp(1)を使って印刷して来ました。 また、最近、IPP Everywhereに対応したエプソンEW-M752Tも購入しました。 ですが、さすがに最近はcups経由で印刷するものだと思います。 ここから3回に分けて、cupsをNetBSDで使って印刷する記事を書きたいと思います。 今回は、まずはcups経由で印刷してPDFファイルを生成する仮想プリンターを使ってみます。 ただし、LibreOfficeもFirefoxもPDFファイルを生成する機能はありますので、 あまり有用ではないかもしれません。 必要なパッケージをインストールする cupsの設定は、htt

    NetBSDからcups経由で印刷する (1/3)
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    rin51 2020/12/05
  • NetBSD on NVMM

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2019の18日目の記事です。 はじめに 今年のNetBSDの目玉の一つは、NVMM (NetBSD Virtual Machine Monitor)だと思います。 実際には2018年からあったように思うのですが、NetBSD/amd64上で、AMD製のCPUだけでなくIntel製のCPUでも動くようになったことで、 活用できる幅が広がったように思います。 とは言っても、私のラップトップでは、Windows 10を問題なく動かせるようにはなっていません。 しかし他のマシンではWindows 10 x86_64も動かせるので、これは私の環境に固有の問題だと思います。 (Windows 10を起動させたいのは、Adobe Acrobat DCやWindows版のMozilla Firefoxを動かしたいのが理由でしたが、 そういう用途に

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    rin51 2019/12/21
  • NetBSDとGoogle Chtomecast

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2019の2日目の記事です。 はじめに いつだったか忘れてしまいましたが安売りをしていた時に、Google Chromecastを購入していました。 ですが、スマートフォンやPCGoogle Chromeから投影しないといけないので、 自立しているAmazon Fire TV Stickに比べて活躍の機会があまりありませんでした。 NetBSDラップトップから画面を投影できるのであれば、HDMIケーブルで接続しなくて良いかもしれません。 今回は、NetBSD環境の画面を投影してみました。 ライブラリーを選定する ウェブを検索してみると、以下の4つの方法が有望そうです。 VideoLANのVLCのscreen://を利用する。 pyChromecastを利用する。 castv2-clientを利用する。 node-castv2を利用

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    rin51 2019/12/03
  • VMwareの仮想マシンでNetBSDとopen-vm-toolsを使ってみる

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2016の17日目の記事です。 はじめに VMware Workstation PlayerやVMware ESXiを使って、 いろいろなオペレーティングシステムを試すことができるのはありがたいです。 NetBSDには、OpenBSDに由来するvmt(4)というデバイスドライバーがあって、 電源関連の処理とホストへのIPアドレスの報告、ホストとゲストの時刻の同期を してくれます。 open-vm-toolsはvmt(4)の機能に加えて、以下のようなことができます。 複数のIPアドレスホストに報告できます VMware Workstation Playerの場合に、ホストとゲスト間でテキストの コピー・アンド・ペーストができます 共有フォルダー機能が使用できます もしかしたら、ドラッグ・アンド・ドロップもできるかもしれませんが、 そ

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    rin51 2019/05/02
  • NetBSD/amd64でChisel HDLからVerilogを生成してシミュレーションしてみる

    この記事は、 NetBSD Advent Calendar 2018の20日目の記事です。 はじめに MIPSの 命令セットアーキテクチャーと実装が オープンソースになるような時代が来るとは思っていませんでした。 これもRISC-Vへの期待に影響があるのかもしれません。 Chiselと言うハードウェア記述言語は、そのRISC-Vの代表的な実装である Rocket chip の多くの部分を書くのに使われているものです。 今回は、Rocket chipは大規模過ぎるので、Chiselのチュートリアルである Chisel TutorialsのChiselコードをVerilogに変換して、 verilatorでのシミュレーション実行もしてみたいと思います。 私はこれからChiselで書いてみたい回路があるのですが、 NetBSDで生活して良くあるのは、そもそも環境が整わない、整ったと思ったら誤作動

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    rin51 2018/12/20
  • pkgsrcでのクロスコンパイル方法 2018年版

    この記事は、 NetBSD Advent Calendar 2018の8日目の記事です。 はじめに pkgsrcには、今目の前にあるマシンとは違うアーキテクチャーの マシンで動くNetBSDのためのバイナリーパッケージを作る仕組みがあります。 基的には、 pkgsrc/doc/HOWTO-use-crosscompile にあるようにすれば良い訳ですが、実際にやってみた経験のある方は 多くはないかもしれません。 今回はNetBSD/amd64 8.99.25で、 NetBSD/evbearmv7hf-el用 8.99.25のバイナリーパッケージを作成してみます。 クロスツールチェインを用意する NetBSDはクロスビルドをするためのツールチェインを簡単に作ることができます。 具体的には、以下のようにします。 $ cd /usr/src $ ./build.sh -U -T /usr/wo

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    rin51 2018/12/14
  • pkgsrcでGo言語で書かれたソフトウェアをパッケージにする方法

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2018の7日目の記事です。 はじめに pkgsrcのパッケージは、オフラインでビルドできることが求められています。 ですので、ビルドの準備段階や最中に依存するソースコードをダウンロードするのは 避けなくてはいけません。 今日はGo言語で書かれたソフトウエアであるHugo と言うスタティックサイトジェネレーターを例にして、Go言語で書かれたソフトウエアの場合の buildlinkの仕組みを体験してみたいと思います。 依存するソフトウエアの準備方法 pkgsrcでは、configureステージ(典型的には GNU autoconfのconfigureスクリプトを実行する段階で、ビルドの1つ前の段階)の前に WRKSRC(デフォルトではそのパッケージのディレクトリー内にwork ディレクトリー)以下に、依存するパッケージのヘッダーファイ

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    rin51 2018/12/09
  • Is it time for open processors?

    Is it time for open processors? を読んだので翻訳しておく。 ただし、正しく訳せているとは思わない。 これは、 Jonathan Corbet氏による2018年1月9日のlwn.netにおける記事で、 Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International (CC BY-SA 4.0) で公開されている。 MeltdownとSpectreの2つの脆弱性の公開により、 ハードウェアレベルのセキュリティー上の問題が存在し得ることに、 改めて注目が集まっている。 ソフトウェアの脆弱性に関しては、まだ脆弱なソフトウェアのセキュリティー の解消のために非常に多くの努力がされているが、 ハードウェアな脆弱なままであれば、全て無駄な努力である。 私たちのシステムを動かしているCPUは、高度にプロプライエタリーであり

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    rin51 2018/01/26
  • 2018年に実現して欲しいことを夢想してみる

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2017の23日目の記事です。 代わりに投稿できるようになっているので、勝手に投稿してしまいます。 すみません。 間に合っていませんが… 一ユーザーとして、あったらうれしいものを挙げておきます。 NetBSD Amazon Web Service EC2のElastic Network Adaptorのサポート (FreeBSDで言うena(4)) Microsoft Hyper-Vサポート (第1世代の仮想マシン、第2世代の仮想マシン) UEFIでの光学ディスクからの起動ができるように もっと多くのArmのボードでfdt(4))対応が進むこと MicroBlazeやNios2、RISC-VのようなFPGAに実装されるCPUへの移植 qemuのエミュレートする各種ボードへの移植 UEFIでのブートがもっと多くのマシンでできるように(

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    rin51 2017/12/26
  • NetBSD/amd64 8.0_BETAをConoHa VPSにインストールする

    NetBSD Advent Calendar 2017の8日目の記事です。 はじめに 2015年5月17日以前にConoHaにアカウントを作っていたので、 新しくなったConoHaのVPSを試していなかった。 NetBSDに関しては、NetBSD/amd64 7.1のテンプレートが用意されているようだ。 しかし、NetBSD 8.0_BETAが試せるので、NetBSD/amd64 8.0_BETAを インストールしたいと言うのが人情だと思う。 ConoHa VPSではOpenStackをインフラストラクチャーとして使用しているとのことで、 OpenStack APIを使用することができる。 こう書くと便利なようだが、OpenStack APIを使わないとISOイメージの持ち込みも できないので、逆に不便な気もする。 多数の仮想マシンを展開する場合には、何でもAPIで実行できるのは意味が あ

    NetBSD/amd64 8.0_BETAをConoHa VPSにインストールする
  • Slack代替のMattermostをNetBSD/amd64で使う(ビルド編)

    NetBSD Advent Calendar 2017の9日目の記事です。 はじめに Mattermostと言う チャットプラットフォームがある。これのCommunity Editionは LDAP認証機能がないなどちょっと使いにくい部分はあるのだが、 Linuxでは良い感じに動くのを確認していた。 日語ユーザーインターフェイスもベータ扱いではあるが、 ほぼ翻訳できていると思う。 Mattermostは、サーバーはGo言語で書かれており、 ビルドにはnode.jsも必要となる。 どちらもGo 1.8以降、node.js 8以降が必要で、 例えばDebian GNU/Linux 9で動かそうとすると、 標準のパッケージマネジメントシステムに収録されている Goとnode.jsはこれよりずっと古いので、ディストリビューションのリポジトリー 以外から新しいバージョンをインストールしなくてはいけ

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    rin51 2017/12/09
  • NetBSD/i386用のRust言語のブートストラップキットを作成する

    NetBSD Advent Calendar 2017の5日目の記事です。 はじめに 新しいMozilla Firefoxのビルドには、Rustプログラミング言語のコンパイラーであるrustcと、パッケージ管理プログラムのcargoが必要となっている。 jakllschさんがNetBSD/amd64には移植してくれているので、RustのアップストリームがNetBSD/amd64 7向けのブートストラップキットはビルドしてくれている。 だが、NetBSD/i386 7向けがないと、Mozilla FirefoxをNetBSD/i386でビルドできない。 私はhttps://deuterium.ryoon.net/pub/rust/でnetBSD/i386 7用のブートストラップキット を公開しているが、信頼できるか分からない人の作ったコンパイラーなど使うべきではない。 ここにブートストラップ

  • NetBSDでディジタルカメラのRAWデータを扱ってみる

    この記事は、NetBSD Advent Calendar 2016の16日目の記事です。 はじめに 個人的には、あまり写真を撮ることには興味がないのですが、画像ファイルの扱いには興味があります。 最近の良いディジタルカメラでは、RAW形式で写真を取り、撮影後にソフトウェアで コントラストや色調などを調整し現像するようです。 このRAW形式は、基的にはディジタルカメラを製造する各社の独自の フォーマットのようです。 私はそんな高級なディジタルカメラは持っていませんので、 今回は、ウェブで公開されているRAW形式の画像ファイルをNetBSDで扱ってみました。 今回試したRAW形式の画像ファイルは、インプレスのやじうまPC Watchの記事のものを使用しました。 darktableを使ってみる 最初に、pkgsrc/graphics/darktableを使ってみることにします。 ですが、201

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    rin51 2016/12/19
  • Python psutilとsysctl(3)について

    はじめに Let's Encryptのベータテストに応募したところ、テストユーザーになることができました。 そこで、証明書の取得方法を調べてみると、Pythonで書かれたクライアントを使って取得することが分かりました。 Pythonで書かれているのだから、クロスプラットフォームなのに違いないと最初は思ったのですが、psutilというモジュールを使っており、これが各プラットフォームに独自のCで書かれたコードをたくさん持っていました。 psutil 3.3.0をNetBSDでだいたい動くようにする中で分かった、NetBSD独自のシステム情報の取得の仕組みを紹介します。 psutilは、ごく最近OpenBSDのサポートが追加されました。また、FreeBSDのサポートは以前からされています。 NetBSDサポートの追加は、この2つのOS用のコードをうまく再利用しつつ進めました。 psutilは、P

  • qemuでNetBSD/earmを体験する

    はじめに ARMなマシンでNetBSDを体験するには、Raspberry PiとかCubieBoard2とかを買えば良いのですが、まずはARMなNetBSDを触ってみたいだけと言う人もいるかもしれません。 http://mail-index.netbsd.org/port-arm/2013/02/06/msg001739.html の投稿にあるようにすれば、最新のNetBSD/evbearm current (7.99.2)がqemu-system-armで起動するので、ご紹介したいと思います。 このドキュメントは、 http://wiki.netbsd.org/ports/evbarm/qemu_arm/ に以前に書いた内容をまとめ直したものです。 qemuを準備する まず、qemuを用意します。 NetBSDにはpkgsrcと言うパッケージ管理システムが用意されています。インストールの