高級食材として知られる天然のクロマグロが減少するなか、クロマグロの稚魚を安定的に供給しようと、産卵技術の開発に取り組んでいる長崎市の研究施設で、陸上の研究施設としては世界で初めて、クロマグロの産卵に成功しました。 クロマグロの産卵に成功したのは、独立行政法人、水産総合研究センターの長崎市にある施設です。 クロマグロに卵を産ませるために設けられた陸上の水槽で、今月16日、初めて産卵が確認され、翌朝までにおよそ9600粒の受精卵が採取されました。 これまで海上の研究施設やクロマグロを飼育する水族館で産卵が確認されたことはありましたが、陸上の研究施設としては世界で初めてです。 この研究施設は天然のクロマグロが減少するなか、クロマグロの稚魚を安定的に供給するのに必要な産卵技術を開発しようと、国が予算を投じて去年、完成しました。クロマグロの産卵は自然環境に大きく左右され、卵の安定的な確保が難しいため
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