ウクライナ東部の中心都市ドネツクなどで続いてきた政府軍と親ロシア派の戦闘は、交通の要衝デバリツェボ周辺にまで広がり、2日までに住民数十人が戦闘の巻き添えになって死傷するなど、戦闘がさらに激しくなっています。 ウクライナ東部では、先月からドネツクなどを中心に政府軍と親ロシア派の戦闘が激しくなり、先月31日には双方の代表が停戦合意の徹底を目指して協議を行いましたが、交渉は決裂しました。 戦線は政府軍が拠点を置く交通の要衝デバリツェボにまで広がり、親ロシア派によりますと、1日から2日にかけて、デバリツェボ周辺の町や村を中心に住民11人が死亡し、42人がけがをしました。 また、先月から軍事的に重要な空港などを巡る攻防が続いてきた中心都市ドネツクでも激しい砲撃によって、週末の間に住民15人が死亡し、32人がけがをしたということです。 一方、ウクライナ軍によりますと、1日から2日にかけて、親ロシア派の