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ブックマーク / www.outdoorfoodgathering.jp (116)

  • タピオカの原料・生キャッサバイモを毒に恐怖しつつ調理して食べてみた

    キャッサバイモの毒性第1次タピオカブームが訪れたころ「タピオカの原料は猛毒のあるイモだ」という豆知識も同時に流布されたので、知っている人も多いのではないかと思うが、生のキャッサバイモには毒がある。 しかも、泣く子も黙るシアン化合物(青酸カリと同類の物質)だ。 この毒のせいで有史以来大量の中毒者や死者を出してきた。 近年では2005年に、フィリピンで毒抜き処理が不十分なキャッサバの加工品をべた小学生児童が集団中毒を起こし、29人が死亡するというおぞましい事件が起こっている。 この事故の直後、日でもキャッサバイモの輸入に規制がかけられている。 ※この後、捜査により原因はキャッサバではなく、小麦粉と間違って農薬を使ってしまったこと(!)が原因だと判明したそうです。 輸入規制は空振りだったということか…… キャッサバが属するトウダイグサ科には、基準種のトウダイグサをはじめヒマ、ポインセチアな

    タピオカの原料・生キャッサバイモを毒に恐怖しつつ調理して食べてみた
  • オオグソクムシは「がん汁」にするのがいいんじゃないかな

    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ●茸朗 初の単著「野のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!! 購入へのリンクはこちらの画像をクリック! リアル書店でも、紀伊国屋さま、丸善さま、三省堂さま、八重洲ブックセンターさまなどの各店舗で目立つところに並べていただいています。 よろしければぜひ一度、手に取ってみてくださいませ。(ジセダイサイト内で試し読みも可能です) ●トークショーもやります! 「野のススメ ー東京自給自足生活ー」刊行記念!野のハナシ 2018年1月6日(土) OPEN 18:00 / START 19:00 前売1,800円/当日2,300円 (共に飲代別、要500円以上オーダー) 前売り券はイープラスにて12/20(水)12時〜発売開始! ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

    オオグソクムシは「がん汁」にするのがいいんじゃないかな
    rindenlab
    rindenlab 2018/01/06
  • 加熱調理すると突然海老に化ける魚「ベニテグリ」

    先日、ペンさんから「面白い魚が手に入ったんですけどお分けしましょうか?」というありがたすぎる連絡があった。 築地の馴染みの仲買さんに珍魚を扱うお店があり、そこで購入されたそうだ。 豊洲移転後もぜひ続けてほしいお店である。 で、いくつかの魚種をいただいたのだが、その中で一番うれしかったのが ベニテグリだ。 「手繰り網(底引き?)で採れる赤い魚」という意味らしいが、生息域は200m以深の深海なので手繰ってくるにはちょっとしんどいと思うのだがどうだろうか。 天ぷらで有名なメゴチことネズッポの仲間で、浅海に多いこの種の中では珍しく深い場所に棲む。 そもそもメゴチ型の外見をしているのに派手な色合い、ぼうずコンニャクさんによると味も良いとのことでいつか出会いたいと思っていた。 戸田や沼津など深海魚が多い場所では目を皿にして探してきたのだが、今回こういう形で出会えるとは、やはり持つべきものは珍魚好きの友

    加熱調理すると突然海老に化ける魚「ベニテグリ」
    rindenlab
    rindenlab 2017/07/11
    "加熱しても繊維がほどけにくい身質をしていて、ゼラチン質も多く食感が完全にエビのそれになった。味も素直な白身で、衣の嵩増しのために切れ目を入れて揚げられたエビの天ぷらよりもはるかにエビらしさが強い"
  • アザラシみたいなナヌカザメを食べてみた③:深海ザメの肝臓は羊の脳ミソの代わりになるか

    ナヌカザメの肝臓をべてみたおなじみぼうずコンニャクさんのところによると、ナヌカザメのレバ刺しは結構美味しいとのこと。 確かに柔らかくて舌触りは良さそうだ。 軟骨魚類のレバ刺しは結構美味しいものがあり、居酒屋の定番料理になっているところもある。 一方でビタミンAも大量に含まれていると思われ、べ過ぎると過剰症になってしまう可能性があるので気を付けたいところだ。 というわけで、薄くそぎ切りにして ごま油と塩で、いただきマース ……(´・~・`) うーん、とろっとして味にクセはなく、悪くないかなーという気もするけど、ちょっとオジサンには脂っこすぎるかな…… ていうか切った端から室温で肝油が溶け出してきて、ごま油なのか肝油なのかわからんでしょこれ。 ワイ、ここまでの油はちょっときついわ……好きな人は好きだろうけど。 いつも思うけど、藤原さん(ぼうずコンニャクの中の人)は当に胃袋がお若くていらっ

    アザラシみたいなナヌカザメを食べてみた③:深海ザメの肝臓は羊の脳ミソの代わりになるか
  • 大丈夫、「野食」は怖くないよ!!(ツイートまとめ記事)

    「野のススメ」第11回の記事が公開されました!! ↓↓ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 星海社Webサイト「ジセダイ」で 「野のススメ 東京自給自足生活」 を連載しています!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ さっき電車の中で勢いに任せてツイート連投しまくったんだけど、結果的にここの所ぼくが考えてきたことを整理することができたので、こっちにもまとめて置かせていただきたく思います。 いま「手抜きしてる」とかいう言ったやつは誰だ!! すみません!!! この場を借りてお詫び申し上げます!!! 先日の記事(https://t.co/597z0IKNbI)を上げてから結構「野の知識がない人を煽ってる」「野したくてもできない人のこと考えろ」みたいなユニークな批判をもらってるんだけども、せっかくなのでひとつずつ考察していきます(続く) — 茸 朗(たけもとあ

    大丈夫、「野食」は怖くないよ!!(ツイートまとめ記事)
  • 「流氷の天使」クリオネを食べてみた! | 野食ハンマープライス

    …やべぇなこの可愛さ(・ω・`) ラブリーなんてもんじゃ済まされないな。 しかし、いつまでも眺めていることはできない。 ここ関東地方では、クリオネにとって最適な水温を保ち続けるのは困難だし、何より彼らの餌となるミジンウキマイマイが手に入らない。 餌さえ手に入れば、バッカルコーン(餌を捕する時にガバッと出る触手)を眺めながら冷蔵庫のパーシャル室で飼育して愛でてみたいのだけど。 と言うわけで、関東地方に連れてこられてしまった時点で遅かれ早かれ彼らの運命は決まってしまっていたのだ。 餓死するか、それとも べられるかだ。 べるにあたり、気になる点が2つあった。 ひとつはアレルギーが出ないかどうかということ、そしてもう1つは味である。 前者については、以前ヒザラガイとアメフラシ(タツナミガイ?)で発症したことがあり、心配していたのだが、調べてみるとヒザラガイは「多板綱新ヒザラガイ目」アメフラシ

    「流氷の天使」クリオネを食べてみた! | 野食ハンマープライス
  • 大豆を使わず発酵もしない「ヨーロッパでも自作できる味噌」を天然キノコ等から作ってみた

    「野のススメ」第10回の記事が公開されました!(2017.4.1) ↓↓ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 星海社Webサイト「ジセダイ」で 「野のススメ 東京自給自足生活」 を連載しています!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 野会in焼津ですが、まだ空きがいっぱいあります(爆) アレか、バカ正直に「都内でも5月終わりにやります」とか言ったのが良くなかったか…… でもそこ黙ってても主催としてどうなんだって話だしなぁ…… 焼津、遠いようで近いですよ。 新幹線を使えば都心から1時間とちょっと、車でも新東名と静清バイパスを使えばほんの○時間半くらいです(諸事情により伏字にさせていただきます)。 おさかなセンターや焼津港など観光地もあるし、お酒も美味しいし、釣りも楽しい! 何よりライオンズの誇る21世紀のサブマリン・牧田和久投手の出身地ですよ!(あと増井投

    大豆を使わず発酵もしない「ヨーロッパでも自作できる味噌」を天然キノコ等から作ってみた
  • どんぐり麺と自家製ウツボ魚醤の油そばが美味い!:野食のススメ番外編

    どんぐり麺をシンプルにべてみたい今回、製麺の経験がなかったことと、どんぐり粉がどれくらい使えるかが見えていなかったので、生地の水分含有率を通常(とされるもの)から5ポイントほど上乗せしてみた。 その結果練りやすくはなったのだが、結果的にはいわゆる「多加水麺」と呼ぶべきものが出来上がった。 これはこれで美味しかったのだが、この麺を最大限に生かすにはやはりラーメンよりもつけ麺、いやむしろ油そばのほうがいいだろう。 そのほうが麺そのものの感、香りを楽しめるはずだ。 ということで、できるだけシンプルに、かつ野的に味わってみることにした。 まずは1人前の麺の生地を切りだし、 打ち粉(片栗粉)を打って麺棒で長楕円形に伸ばす。 ……が、寝かせまくったせいか冷蔵庫で水分が飛んだせいか、グルテンがスーパー強固になっていてなかなか延びてくれない。 麺帯の厚さは2㎜ほどが基らしいが、3㎜くらいまで延ばす

    どんぐり麺と自家製ウツボ魚醤の油そばが美味い!:野食のススメ番外編
  • ウツボで”天下一品風”ラーメンを作ってみた

    ウツボでユニークなラーメンを作りたい 先日、釣れたウツボを干物にしながら、漠然と「これはきっとラーメンの出汁になるんだろうなぁ」と思っていた。 以前、ウツボの干物でスープを作ってみた時に、予想以上に濃厚で美味しかったからだ。 ウツボを干すときに半分を煮干しに、もう半分を素干しにしたのは、使う場面の差を考慮したものである。 はたして煮干しは先日かすうどんの出汁に利用され完璧な仕事を果たした。 素干しもいい働きを見せてくれるのは間違いないだろう。 でも、ただ煮出してラーメンスープにするのはなんていうか、芸がない。 美味しくなるにきまってるわけだし、もうちょっとなんか手の込んだことやりたい。(こうやってブロガーは自分を追い込んでいき、やがて自分に火を放って踊ったりして奇行種扱いとなる) で、考えたのはやっぱり、ウツボのその強大なゼラチン質を余すところなく利用したいということ。 魚ではあるけど鶏

    ウツボで”天下一品風”ラーメンを作ってみた
  • アメ横で買える珍ドライフルーツ・ナッツで打線組んだンゴwwww

    乾物屋「小島屋」で変わったおやつを買っていこう センタービルと御徒町駅の中間くらいにある乾物屋の老舗、小島屋は、アメ横らしさのあふれた専門店だ。 一見すると古風で、頑固おやじが一人で店の奥にたたずんでいそうな店構えだが、商品の説明や試が豊富で僕のような初心者にもやさしい。 そして僕の知る限り、ドライフルーツ・ナッツの種類数が最も多いお店だ。 編集という仕事はやたらと果物・ナッツを消費する業種のようで、僕の周りの席でも午後になると、どこかしらで「ポリ……ポリ……」とスナネズミの飼育ケースのような音がしている。 僕も例外ではなく、甘味・酸味・塩味など気分に合わせてべ分けるため、机の中に大量のドライフルーツ・ナッツが収まっている(というかそれしか入ってない) 校了が近くなると消費量が跳ね上がるため、この時期はアメ横に行くたびに小島屋によって買い足すようになった。 最初のうちはドライパインとか

    アメ横で買える珍ドライフルーツ・ナッツで打線組んだンゴwwww
    rindenlab
    rindenlab 2017/01/26
  • ウツボの油かすと、ウツボ煮干しで仕立てたつゆで「かすうどん」を作ってみた

    「野のススメ」第8回の記事が公開されました。 ↓↓ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 星海社Webサイト「ジセダイ」で 「野のススメ 東京自給自足生活」 を連載しています!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 来週末に予定されている野新年会ですが、おかげさまで多くの方から魅力的な持ち込みオファーを頂戴しています。 以下、その一部です。 ●肉 ・クマー(筋肉、レバー、ハツ) ・ロバ ・シカ(レバー、ハツ) ・イノシシ ・ウズラ ・蒲原ゴム ●魚介 ・ウツボ ・ハゼクチ ・スズキ ・オニカサゴ ・スミイカ ・佛跳牆 ●その他 ・虫(大量) ・干しキノコ(大量) ……ナニこのワクワクが止まらないラインナップ! 史上最高レベルに豪華になるのでは……? 乞うご期待。 ※満席になりました(1/20 19:00) ウツボの皮下脂肪を油かすにしてみよう 先日釣ったウツ

    ウツボの油かすと、ウツボ煮干しで仕立てたつゆで「かすうどん」を作ってみた
  • 「甲殻類の味じゃない?」「カニなの?エビなの?」アサヒガニを刺身etc.で食べた

    生きてるときから真っ赤だから旭蟹さてそんなこんなで先日、いつもの通り吉池の魚売場をのぞいていると、遠目からにもやたらと目立つトロ箱があった。 近寄ってみると、箱の中にはなんとも奇妙な形状をした生き物が。 一見するとカニっぽいけど、尾(ふんどし?)がびろーんと伸びてエビのようになっている。 甲羅の形状も変に縦長でまるで何かの果実のようだ。 マッチ棒のような目からは感情は読み取れない。 まるでベンズナイフのような形状をした鋏脚で恥ずかしげに顔を隠している。 他の脚も全体的に平たく、砂に潜るタイプのカニなのだということが想像できる。 はじめ見たとき、既に茹でられて売られているのだと思ったが、なんと生の状態であった。 生きているときから真っ赤なのでアサヒガニというのだそうだ。 十脚目アサヒガニ科、正真正銘カニの仲間なのだが、見た目からはカニなのかエビなのか、はたまたヤドカリなのかさっぱりわからない

    「甲殻類の味じゃない?」「カニなの?エビなの?」アサヒガニを刺身etc.で食べた
  • ツムブリはアジ科で一番過小評価されている

    持ち帰って計測すると87㎝、4㎏ちょいだった。 ブリやヒラマサではこのあたりのサイズが一番おいしいらしいので、期待が持てる。 ツムブリはブリとついているがブリの仲間ではなく、単独でツムブリ属を構成する。 ツムとは機織りや糸撚りで使われる紡錘型の糸巻のこと。 紡錘(google画像検索結果) ツムブリ考察実物を見るのは初めてだが、確かにブリやヒラマサとはかなり印象が異なる。 一言で言うとカッコいい。 背鰭基部を軸に線対称な紡錘形、後方に長く伸びる尾鰭、そして縦に走る水色のライン。 生きているときは黄色のラインも加わって、海中を疾走する姿から英語圏ではRainbow runnerと呼ばれるそうだ。 故・新幹線500系ともイメージが重なる。 ちなみにアジ科大型魚の英語名はだいたいカッコいい。 ブリ⇒Japanese amberjack(日にいる琥珀色のアイツ) ヒラマサ⇒Yellowtail

    ツムブリはアジ科で一番過小評価されている
  • 岡山・児島湖産フナで鮒ラーメンを作ってみた

    ※第7回の記事が公開されました!↓↓(2016.12.1) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 星海社Webサイト「ジセダイ」で 「野のススメ 東京自給自足生活」 を連載しています!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 世界で2番目に大きい人造湖にして、日で最も汚い湖のひとつ児島湖。 僕の父のソウルプレイスであり、僕自身のソウルプレイスでもあるここは、夏になると腐敗した藻の臭いが立ち込める由緒正しい富栄養湖だ。 その一方で、児島湖は、コイ目の魚やウナギ、ナマズなど、河川下流域を生息域とする魚たちが数多く生息している生態系豊かな湖だ。 最高級ブランドと名高い「アオウナギ」も、締切堤防脇の湾(児島湾)で採れるウナギのことを指す。 そんな湖で採れたフナ(ギンブナ)で作られた「ふなミンチ」は、獲れたフナをそのまま(泥抜きなどはせず)ただ骨ごとミンチにしただけのもの

    岡山・児島湖産フナで鮒ラーメンを作ってみた
  • 野食ハンマープライス

    先日、DMにて気になるタレコミをいただきました。 メールのタイトルは「ムラサキガイ(ムラサキイガイではありません)の件」というもの。なんでも「人工海浜で潮干狩りしてたらムラサキガイがめちゃくちゃ採れて、目当てのハマグリが採れないから困って...

    野食ハンマープライス
  • 喰われる前に喰う!寄生虫界の裏番長・アニサキスを積極果敢に食べてみた

    ●驚愕のアニサキス対策アニサキス症は今やかなりの知名度があり、特にサバの生の広がりに合わせて被害を広げているようだ。人によっては別の臓器にまで移行して重傷化するほか、アニサキスそのものがアレルゲンと化し、加熱したとしても青魚がべられなくなることもある。 この恐ろしいアニサキス症にならないために気をつけるべきこととして、一番効果があるのはもちろん魚の生をしないことだが、それはあまりにも寂しい。 一度冷凍することで殺すことができるが、-20℃以下で24時間以上の冷凍が必要とのこと。家庭用の冷凍庫の性能ではやや心許ない。 ここで参考になるのが我らが美味しんぼの「鮭対決」の話。 究極のメニュー側が提供したサケの刺身に対して、雄山がアニサキスの危険を説いたのだが、その際に料理人の示した駆虫メソッドがある。 1つ目は、刺身を作るときに薄造りにし、筋肉内にいるアニサキスを目視で発見するというもの。

    喰われる前に喰う!寄生虫界の裏番長・アニサキスを積極果敢に食べてみた