キャッサバイモの毒性第1次タピオカブームが訪れたころ「タピオカの原料は猛毒のあるイモだ」という豆知識も同時に流布されたので、知っている人も多いのではないかと思うが、生のキャッサバイモには毒がある。 しかも、泣く子も黙るシアン化合物(青酸カリと同類の物質)だ。 この毒のせいで有史以来大量の中毒者や死者を出してきた。 近年では2005年に、フィリピンで毒抜き処理が不十分なキャッサバの加工品を食べた小学生児童が集団食中毒を起こし、29人が死亡するというおぞましい事件が起こっている。 この事故の直後、日本でもキャッサバイモの輸入に規制がかけられている。 ※この後、捜査により原因はキャッサバではなく、小麦粉と間違って農薬を使ってしまったこと(!)が原因だと判明したそうです。 輸入規制は空振りだったということか…… キャッサバが属するトウダイグサ科には、基準種のトウダイグサをはじめヒマ、ポインセチアな