経営不振に陥っていたJR大阪駅ビルの「JR大阪三越伊勢丹」(大阪市北区)が、大幅に売り場を縮小して、来年春に店構えを抜本的に変える。高級な衣服や食材、宝飾などをくまなくそろえる百貨店の業態からは事実上、撤退。東京を主要拠点とし、百貨店の「東の雄」に位置する三越伊勢丹ホールディングス(HD)の看板は、大阪では通じなかった。平成23年5月の開業から3年足らず。誤算の背景には、何があったのか−。 ■阪神と同じ面積でも売上高は3分の1 「取引先との関係が、うまくいかなかった…」 不振の理由について、JR大阪三越伊勢丹をJR西日本と共同運営する三越伊勢丹HDの杉江俊彦取締役はこう語る。アパレルを中心に有力ブランドを扱う企業を引き付けられなかったことが敗因につながった。 大阪駅周辺は、全国屈指の百貨店激戦区だ。関西で強いブランドを築く阪急百貨店梅田本店と阪神百貨店梅田本店、大丸梅田店の3店が群
籾井勝人NHK新会長就任会見の要旨は次の通り。 【任期中の課題】 放送法を職員一同、順守し、それに沿った経営をする。また国際放送で(海外向けに)領土問題について、明確に日本の立場を主張するのは当然だ。 【放送センター建て替え】 (老朽化しているので)2020年の東京五輪に間に合えばいいと思っている。NHKは公共放送として放送を中断するわけにはいかない。新センターを作る必要がある。 【番組の印象】 民放化しているのではないか。NHKでみんながバラエティーを見たいと思っているのか、検討しないといけない。 【編集権と会長見解】 個人的見解を番組に反映させることはない。放送法に基づき判断する。 【政権との関係】 放送法があるがゆえに距離を保てる。 【慰安婦問題】 慰安婦は、今のモラルでは悪い。僕はいいと言っているのではない。しかし、そのときの現実としてあった。この2つを分けないと分かりづらい。個人
NHKの次期会長に選出され記者会見する日本ユニシス特別顧問の籾井勝人氏=20日午後、東京都渋谷区のNHK放送センター 来年1月に任期満了を迎えるNHKの 松本正之 (まつもと・まさゆき) 会長(69)の後任に、日本ユニシス特別顧問の 籾井勝人 (もみい・かつと) 氏(70)が選出された。一部で「首相官邸の意向」とささやかれ、政権の影が見え隠れした会長交代劇。今後、公共放送と政治との距離があらためて問われそうだ。 ▽財界人脈 「NHK全体の力を結集し、一丸となって公共のために役に立てる文化を創り出せたら大変幸せです」。会長就任が決まった20日の記者会見で、籾井氏は意気揚々と抱負を語った。 浜田健一郎 (はまだ・けんいちろう) 経営委員長も「良い人を選ぶことができて、ある意味でほっとしている」と肩をなで下ろす。 籾井氏は三井物産出身。安倍晋三首相の財界応援団「さくら会」の重鎮で元経営委員長の
NHK会長に就任した籾井勝人(もみいかつと)氏は1月25日、就任会見を開いた。この中で旧日本軍の慰安婦問題について「会長の職はさておき」と個人的な見解と断った上で「どこの国にもあった」「なぜオランダには今も飾り窓があるのか」との見解を示し、元慰安婦への補償を求める韓国を「すべて解決したことをなぜ蒸し返すのか」と批判した。 ――慰安婦を巡る問題については。 戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。 ――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。 韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。 ――証拠があっての発言か。 慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと
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