贈賞式でスピーチする奥山俊宏編集委員=2月16日、東京都千代田区有楽町で、白谷達也氏撮影 第21回司馬遼太郎賞(司馬遼太郎記念財団主催)に、朝日新聞の奥山俊宏・編集委員の著書「秘密解除 ロッキード事件」(岩波書店)が選ばれました。取材を通じて、米側から見たロッキード事件を解きほぐした点が高く評価されました。現役の新聞記者による受賞は初めてです。 2月16日の贈賞式で、奥山編集委員は「日本でジャーナリズムに携わる記者たちの一人として、いま厳しい時代にある日本のジャーナリズムの右代表として、司馬遼太郎先生から『元気を出せよ』と声をかけていただいた。そう感じています」と語りました。 奥山編集委員は1989年に朝日新聞社に入社し、社会部などを経て現在は特別報道部に所属しています。近著に「パラダイス文書 連鎖する内部告発、パナマ文書を経て『調査報道』がいま暴く」(朝日新聞出版)などがあります。 ◇