学会印象記を先行公開して叱られまして 少し前にこういう記事を書きました。 hibi.hatenadiary.jp 学会外の人に少し説明すると、日本近代文学会(近現代日本文学研究についての最大の学会です。会員数約1600人)には「会報」という冊子媒体があります。これには学会の案内や、発表される研究の予告的要旨、印象記、彙報などが載っています。会員にのみ配られます。 「印象記」というのは、学会でなされた発表、交わされた議論について、まとめをしつつ多少批評的なことを付け加えるような、そんな文章のことです。私は今回、学会の秋季大会特集について、それを書くように依頼され、応諾しました。 で、ここからが問題なのですが、私はそれを上記の通り、先行的にウェブで公開しました(『会報』自体はまだ出ていません。次の4月刊かな)。勝手に、でした。上記エントリで「公開に際して多少迷いましたが」と書いたように、依頼さ