日露戦争後の北海道を舞台に、親友の願いを叶えるため大金を求める元軍人がアイヌ人少女と出会い、アイヌ民族と助け合いながらアイヌの遺した金塊を探し出すという漫画『ゴールデンカムイ』は、2016年のマンガ大賞に輝いた。この漫画の人気を受けてか、アイヌの文化に興味を持つ人が増えたようだ。 かく言う私もその1人なのだが、そんな中、国立国語研究所のアンナ・ブガエワ特任准教授と千葉大の中川裕教授らのグループが、ネット上でアイヌ語で民話を読み上げてくれるサイト「アイヌ語口承文芸コーパス」をオープンさせたそうだ。中川裕教授は、漫画、『ゴールデンカムイ』でもアイヌ語監修を務めている。