東宝が製作するゴジラ映画の新作が、2016年に公開される。04年の「ゴジラ FINAL WARS」以来となるシリーズ29作目。世界的に大ヒットしたハリウッド版に負けじと、本家が復活する。 スタッフは未定で、来夏製作に入る。ゴジラを日本伝統の着ぐるみにするか、ハリウッド版のようにCGを使うかは「まだ決めていないが、全てCGの可能性もある。日本のCG技術も上がっている」と、上田太地・東宝映像本部映画調整部次長は話す。 また、東京の新宿コマ劇場跡地に建設中の「新宿東宝ビル」屋上テラスに、「実物大」のゴジラ頭部を設置する。地上からの高さはゴジラの身長と同じ約50メートル。テラスは無料で開放し、夜はライトアップする。歌舞伎町交差点に立つと、ビルの上からゴジラがぬっと頭を出しているように見えるという。来年4月完成予定。(小原篤)