ブックマーク / arinkurin.cocolog-nifty.com (7)

  • 低線量被曝を受け続けていた60年代からの20年 - 農と島のありんくりん

    ・2008年の1日分の事のセシウム137の摂取量・・・0.025ベクレル/㎏ ・同ストロンチウム90                  ・・・0.036 この原因は、カリウム40のような自然放射性物質ではなく、セシウム137、ストロンチウム90てすから人工由来です。 この時期から言って、チェルノブイリと中国核実験の影響だと考えられます。 チェルノブイリは欧州を広域に汚染しましたが、1950年代から80年代まで続いた核実験は北半球全域を地球規模で汚染しました。 これは地下核実験と違って、地上に据えつけて爆発させるために大気圏内の気流に乗ってしまうためです。(写真 ユタ州の小型核の大気圏内実験。) 1950年代からの大気圏内核実験の総数は500回を超え、放出された放射性物質はチェルノブイリ事故の800万倍に達すると言われています。 また1950~1960年代の10年以上にもわたる人工放射性核

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  • 「美味しんぼ」 荒木田准教授は自然が放射能の天敵だと知らない - 農と島のありんくりん

    下のコマで荒木田氏は、自然に対する無知をさらけ出しています。 この人、ほんとうに河川や用水の放射能測定したことがあるんでしょうか。したとしても側溝ていどか、河川敷ていどなのでしょう。 (スピリッツ24号以下同じ。除染の意味があるとすれば海へ流れださないことだと言う荒木田氏) 私は霞ヶ浦の環境保全運動をしていた関係で、大学の専門家と共に実測で歩いた経験があります。 河川で有意な放射線量がわずかに測定されたのは事故直後の年だけです。 すみやかに放射性物質は川床の汚泥にトラップされてしまい、その結合が強いために水には容易に滲出しませんでした。 事故直後の2011年5月の阿賀野川の調査結果を見ます。 ●阿賀野川放射性物質調査結果 2011年新潟県http://www.pref.niigata.lg.jp/housyanoutaisaku/1339016506464.html 1 阿賀野川の河川水

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  • 放射能風評加害者漫画・「美味しんぼ」のウソ - 農と島のありんくりん

    (●ビッグコミック スピリッツ2014年23号 「美味しんぼ」第204話「福島の真実」より。3枚目の右側の人物が井戸川氏。それにしても鼻血の山岡の顔はマヌケだ。) 正直に言って、取り扱うべきかどうかさえ迷いました。 読んでいるうちに、雑誌を破りたくなったほどです。2番目はそのときの破れ目です(笑)。 よくもこういけしゃ~しゃ~と嘘を書き並べるものです。ああいかん、私の方が鼻血が出そうだ(苦笑)。 井戸川克隆氏(前双葉町町長)が登場している以上、あれは漫画でした、では済まないでしょう。 この井戸川前町長は福島や避難した先の茨城、埼玉では大変に「有名」な人です。 福島第1が水素爆発した直後の4月4日、まだ事故対応の真っ最中の官邸に乗り込んで全国原子力発電所所在市町村協議会(全原協)の首長として要請文を手渡しています。 仰天したことには、その内容たるや廃炉どころか真逆のものでした。 「原発に関わ

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  • 宇都宮けんじ候補はほんとうに「弱者の味方」なのか? - 農と島のありんくりん

    宇都宮けんじ候補は、都知事になったら東北の震災瓦礫を拒否するそうです。 福島事故の直後のパニック期ならわからないではありませんが、あれからそろそろ3年たって正確なデータが出揃ってきています。 そんな時に、脱原発運動の中でもっとも国民の顰蹙を買った瓦礫反対運動の口写しをしています。 ところで、東北の震災瓦礫を真っ先に引き受けたのは東京都でした。私は石原氏の数少ない善政だったと思っています。石原氏の独善的な性格がプラスに働いた希有なケースです。(褒めているんだか、けなしているんだか) この東京都の瓦礫引き受けが呼び水となって、千葉県、栃木県、茨城県、北九州市、大阪市などが続きました。 震災瓦礫の処分協力を要請していたのは、岩手県と宮城県のみでした。 もっとも高い汚染を受けてしまった福島県は県内処分しており他県に要請する意思はありません。 岩手、宮城県もほぼ被曝を受けていない地域で、ピンポイント

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  • 「未来の党」飯田哲也氏が見なかったスウェーデン1980年代以後の民意の変化 - 農と島のありんくりん

    「未来の党」代表代行の飯田哲也氏が、スウェーデンに対してある種の憧憬を込めて語る時、私はいつも「なんだかなぁ」、という気分に襲われていました。 というのは、スウェーデンは脱原発派の人たちにとって反面教師のような存在だからです。 飯田氏は、「今の日は80年頃のスウェーデンに似ている」(ニューズウィーク日版 2012年10月31日)と述べています。 飯田氏は1980年代から90年代初頭に、かの国に留学していますから、肌でその空気を知っているのでしょう。 そのあたりは、「北欧のエネルギー・デモクラシー」(2004年)という著書に詳しく書かれています。私もかつてはかなり影響されました。 このころの飯田氏を、私は高く評価していました。新しい時代の高木仁三郎になってほしいと思っていました。 そう、確かに彼が言うとおりスリーマイル原発の事故を受けて、スウェーデンの国論を二分した1980年代頃に今の日

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  • 「原発推進」フィンランドの覚悟と知恵 - 農と島のありんくりん

    フィンランドはユニークな原発政策を持っている国です。 グスタフソン・フィンランド駐日大使はこう語っています。 「多くのフィンランド人は原発推進派ではない。論理的に導き出された選択であって、情熱やイデオロギーの問題ではない。」(「ニューズウィーク」10月30日号) グスタフソン大使はフィンランドが、日の原発護持派によってまるで無原則な原発推進派のように喧伝されていることに不満なようです。 確かにフィンランドは原子力の割合が29.6%あり(※日23.9%)、新規に3基の建設をしようとしていますが、それが可能となった秘密は「オンカロ」という最終処分地を確保しているからです。 そして最終処分場のキャパシティに合わせて原発を建設する政策をとっています。 つまりエネルギー需要という入り口から発想するのではなく、逆に核廃棄物の出口問題を解決してから新規建設計画を立てるという逆転の発想です。 わが国の

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  • 「未来の党」の自滅 問われるべき脱原発政党の中身 - 農と島のありんくりん

    今回の衆院選で、私は「日未来の党」を注目していました。初めはかなり好意的に、そして途中からは失望と共に、ですが。 そして結果は報じられているとおり、公示前62議席、改選後9議席でした。もはや出直しが効くかどうか分からない負けっぷりです。 特に小選挙区ではわずか2人しか勝利できず、そのひとりは「あの」小沢一郎氏です。 「原発ゼロの会」の阿部知子氏もかろうじて比例で復活しているありさまですから、脱原発派はほとんど国会に議員を送り込めなかったことになります。 「未来の党」代表代行で、脱原発運動の中心的存在だった飯田哲也氏は、中国電力上関原発の着工問題で揺れる山口1区(※)においてもダブルスコアで敗北し、惜敗率により比例復活もかないませんでした。 この党は党として当然持つべき組織体制や綱領がまったく整っていない上、党首嘉田氏は現職知事とのパートタイムですので、このまま個々別々に他の政党に吸収され

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    ripple_zzz
    ripple_zzz 2012/12/20
    日本は島国で寒暖も激しい大国。欧州から学べない。ホント詰んでる。/太陽光や風力でなく地熱プッシュなら未来党は説得力持てたのかなぁ(まぁ地熱はCO2的で無いだけで汚れる発電だが)。
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