1971年に関西公共広告機構として創設され、昨年で創設から50年を迎えたACジャパン。創設時から「広告を通じて社会の役に立つメッセージを届け、世の中を少しでも良くしたい」と掲げ、さまざまなキャンペーン広告を展開してきた。「環境問題」「いのちの大切さ」「いじめ」「防災」といったテーマをもとに制作した広告作品数は800を超える。 創設50周年に向け制定した、新タグライン「気づきを、動きへ。」をタイトルに掲げた本展。同法人の活動を歴史と合わせ、代表的な広告作品約200点を、パネルやモニター映像で紹介する。 2010年に制作され東日本大震災の直後に大量に流れたテレビCM「あいさつの魔法。」のほか、1979年に展開された「言葉が凶器になる」、「苦情殺到!桃太郎」(2017年)など、50年間の広告作品を総覧できる展覧会となっている。 【関連記事】 「ポポポポーン」の“生みの親”が振り返る――震災後、A