韓国・ソウル(Seoul)東部で、鳥インフルエンザの感染が確認された公営の鳥類の飼育施設の近くの湖で泳ぐ野鳥(2008年5月6日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE 【11月6日 AFP】高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)のウイルスは、感染時に抗原の一部を隠すため、ヒトの免疫系が病原体の侵入を感知できず、免疫反応が起きないとの米医大の研究チームの報告が、6日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に掲載された。H5N1の致死性の高さを説明するとともに、治療薬の開発につながる発見として期待されている。 米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)のベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)大学のプラサド(Venkataram Prasad)教授らの研究によると、H5N1のタンパク質の幾つかが、ヒトへの感染時にウイルスの遺伝物質であるリボ