米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ 原文掲載日 : 2015年8月10日 終末期医療の希望を伝えているがん患者は非常に少ない 多くのがん患者は、終末期医療に対する希望を大切な人に書面で伝えたり、話し合ったりしていないということが新たな研究で示唆された。この研究では、終末期にがん治療を受けている患者の数が大きく増加していることもわかった。 7月9日号の電子版JAMA Oncology誌に掲載された結果は、患者の病状が進行し終末期医療に対する希望を共有できなくなる前に、それを共有する必要性を強調している、と研究著者らは述べた。 死期が近づくと、多くの進行がん患者は、彼らの価値観や目標、治療への希望が診療に確実に反映されるために、生前遺言や永続的委任状などの法的文書に加えて『大切な人』(*注:家族や友人)を頼りにする。 新たな研究は、アドバンス・ケア・プランニング(*事前に終