How I survived Hiroshima – and then Nagasaki - 英インディペンデント紙が広島と長崎の両方で被爆した山口彊(つとむ)さんを紹介している。93歳の山口さんは先日、二重被爆者として認定され、被爆者手帳に広島での被爆に関する記載が追加された注。 長崎にある会社から広島に出張に行っていた山口さんは、爆心地から3キロのところで被爆した。大火傷をおったが、翌日、列車に乗り、長崎に帰った。会社に出て同僚や上司に広島の街が一瞬にして焼き尽くされてしまったことを説明している時、長崎に二つ目の原爆が投下され、山口さんは再び被爆した。 山口さんは、「どうして世界が核爆弾のもたらす苦しみを理解できないのか、私には分からない。どうして核兵器の開発など続けていられるのだろう」と語る。 かつて、私たちは、こういう被爆者の声を素直に自分たち自身の立場として受け入れることができて