Yahoo!ニュース経由の産経ニュース(9/21)放射性元素の寿命1%短縮 東北大チーム、実験で確認 半世紀にわたる常識覆した 放射性のベリリウム7原子を、C60と呼ばれる球状の炭素分子の内部に入れると、ほかの原子へと崩壊する現象が加速され、放射性元素の寿命を表す「半減期」が1%近く短くなることを大槻勤・東北大助教授(核・放射化学)らの研究チームが二十一日までに実験で確認した。ベリリウム7の半減期が0・1%前後変わることは知られていたが、これほど大きな変化が確認されたのは初めてで、これまでの常識を超える発見となった。 C60にさまざまな原子を入れて新しい機能を持たせ、ナノテクノロジーに利用する研究は各国で進められており、今回のような実験でC60内部の状態解明が進めば、ナノテクノロジーの進歩にもつながりそうだ。 C60は炭素原子六十個がボールの表面に並んだ形の分子で、直径約一ナノメートル(ナ