茅ケ崎市は2日、同市南部を流れる千ノ川の千ノ川橋(円蔵1丁目)から富士見橋(浜之郷)の約2キロ間で、ボラ、ハゼ、コブナ、コイなどの魚数千匹が死んでいるのを確認した。 同市環境保全課によると、現在のところ原因は不明で、県水産技術センター内水面試験場に死体を引き渡し死因の調査を行うとともに、水質汚濁防止法による周辺事業所の聞き取り調査を行っている。 同課が行った水質検査では、即効性の有毒物質のヒ素、シアンは検出されなかった。また、溶存酸素も環境基準の5ミリグラム(1リットルあたり)を超える7・9ミリグラムあり、酸欠も原因ではなかった。油の浮遊もなく、現時点で水質に異常は見つかっていないという。魚の死体は県と市で回収している。