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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (4)

  • 「コク味」の分子 : 有機化学美術館・分館

    8月26 「コク味」の分子 カテゴリ:味・におい においや味に関する表現というのは、なかなか他人に伝わりづらいものです。たとえばの話、「コクがある」という表現はよく使われますが、それって何?と聞かれると、わかるように説明するのはとても難しいのではないでしょうか。 ちょっと調べてみると、コクは基五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)に分類されるものではなく、味の深み、濃度感、充実感といった感覚のようです。いくつかの味が絡まりあったり、同じ味でも長い時間感じていると「コクがある」という感覚になるものだそうで、言葉にするには大変ややこしい、書き手泣かせの味覚です。 化学屋としては、じゃあそのコクってのは分子レベルでいうとどういうことなの?と思ってしまいます。と、実は「コク」を与える化合物というものが存在しているのだそうです。へえっ、と思ってしまいますが、そのコク味の担い手がグルタチオンだというの

    「コク味」の分子 : 有機化学美術館・分館
    rna
    rna 2014/08/26
    どうしてグルタチオンしないのー!(コクがない時の叫び)
  • 印刷会社にて胆管がん発生 : 有機化学美術館・分館

    6月14 印刷会社にて胆管がん発生 化学関係で、ちょっと気になるニュース。大阪の印刷会社で、胆管がんが集中発生しているというものです。 大阪市内の印刷会社の工場で1年以上勤務していた元従業員約40人のうち、少なくとも男性5人が胆管がんを発症し、4人が死亡していたことが、産業医科大の熊谷信二准教授(労働環境学)らの調査で分かった。平均的な日人男性の胆管がんによる死亡率の約600倍と極めて高い値で、作業時に使われていた化学物質が原因と推測されるという。遺族らの申し立てを受け、労働基準監督署も調査を進めている。 熊谷准教授によると、調査したのはこの工場の、印刷前に文字の間違いや印刷の仕上がりをチェックする「校正印刷部門」で平成3〜15年に1年以上働いていた男女42人。発症した5人ががんと診断を受けた当時の年齢は25〜45歳と若く、このうち4人が平成11年ごろから10年ほどの間に相次いで死亡し

    印刷会社にて胆管がん発生 : 有機化学美術館・分館
  • 喪われたセシウムの名誉のために : 有機化学美術館・分館

    9月4 喪われたセシウムの名誉のために 今最も頻繁に取り上げられ、忌み嫌われている元素といえば、セシウムをおいて他にないでしょう。福島第一原発から出た放射性セシウムの処置は、もちろん大問題であるに違いありません。 ただし、何も全てのセシウムが悪者というわけではありません。問題になっているのはセシウム134・137など放射性のセシウムであり、安定同位体であるセシウム133は毒性もほとんどなく、有用な使い道のある元素です。ということで今回は少しでもセシウムの名誉を回復すべく、そのあたりのお話を。 ・セシウムとは セシウムは今から一世紀半前の1860年、ブンゼンとキルヒホフによって発見されました。炎色反応のスペクトルに青い線が見られたため、ラテン語の「caesius」からとって「セシウム」の名が付いています。英語ではcaesiumと綴り、「シージアム」に近い発音ですが、スペルが紛らわしいためか「

    喪われたセシウムの名誉のために : 有機化学美術館・分館
    rna
    rna 2011/09/04
    「放射性でないセシウムは決して悪者ではありませんので、暖かく見守ってやっていただければ幸いです」
  • ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館

    8月22 ナノチューブを溶かす意外なもの カテゴリ:有機化学 炭素でできた極細の筒・カーボンナノチューブは、夢の新素材、ナノテクの旗手として各方面の大きな注目を浴びています。化学・材料・物理学・生物など、ここ数年学術誌にナノチューブの文字が載らない日はまず一日もないというほど、各分野で盛んな研究が進められています。 しかしこうした応用研究を阻む大きな要因として、ナノチューブが各種の溶媒に溶けないという点が挙げられます。ナノチューブは互いに引きつけ合ってがっちりと絡み合った束を作る性質があり、これをほぐして溶媒に分散させるのは至難の業なのです。化学の世界において、反応や精製はたいてい溶媒に溶かして行うものですから、何にも溶けないという性質は極めてやっかいなものなのです。 また生物学方面の応用を考えるとき、生命を支える媒質である「水」に溶ける(分散させる)ことはほぼ必須の条件です。しかし炭素で

    ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館
    rna
    rna 2007/10/29
    コメント欄「大学一年生が研究室にて比較的自由な実験するという講義枠にて、コーヒーなど身近な物をダメもとで溶かしていて、偶然溶けたのが発端のようです。」
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