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ブックマーク / blog.tatsuru.com (7)

  • 民主政の終わり - 内田樹の研究室

    都知事選の翌日にニッポンドットコムという媒体からインタビューを受けた。以下はその記事に少しリタッチしたもの。 今回の都知事選では、選挙は民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者が自分たちの立場を代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識が日からは失われつつあるようだ。 投票する人たちは「自分たちに利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分の生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力を行使したことの帰結だから、別に文句はない。 自分自身にとってこの社会がより住みよ

    rna
    rna 2024/07/12
    色々決めつけが酷いがそれはともかく「アイデンティティー・ポリティクス」ってそういうことだっけ?普通はマイノリティ集団が差別に対抗するための政治のことじゃない?括弧付きで使うにしても不穏当だと思うが。
  • 直感と医療について - 内田樹の研究室

    第13回日日赤十字看護学会というところで講演をすることになって、長野県の駒ヶ根というところに来ている。 学会は今朝から始まっているが、私は懇親会に出るだけで、明日の朝講演をすることになっている。 頂いたお題は「東日大震災における天災と人災」というものだが、私を講師に指名して下さったということは、「人災」の構造についての分析だけのためとは思えない。 私が武道家としてこれまで考究してきたのは、天災であれ、人災であれ、「生きる力」を損なうものからどうやって身を守るか、ということである。 自然災害であれ、人間が発する邪悪な思念であれ、それが私たちの生物としての存在を脅かすものであれば、私たちはそれを無意識のうちに感知し、無意識のうちに回避する。 たしかにそのような力は私たち全員のうちに、萌芽的なかたちで存在する。 だが、それを計測機器を用いて計量し、外形的・数値的に「エビデンス」として示すこと

    rna
    rna 2012/06/23
    「何かが起きているような気がするのだが、それをエビデンスによって示すことができないことがら」何かが起きている気がした時に実際に何か起きてたかどうか観測すればエビデンス示せるでしょ。
  • ゾンビの教訓 - 内田樹の研究室

    新型インフルエンザについて三紙からコメントを求められる。 私なんかにインフルエンザについて訊いてどうするのかと思うのだが、感染地域の真ん中に住んでいる人間の「市民目線」の感想を聞きたいと思ったのかも知れない(木によって魚を求むるの類だが)。 疫学についても医学についても何も知らない人間に訊く以上、それはインフルエンザそのものについてではなく、インフルエンザ禍の「人間的意味」についてのコメントなのであろうと判断して、それについて述べる。 メディアの一昨日あたりからの論調は「それほど毒性の強いインフルエンザでもないらしいのだから、あまり騒ぎ立てずに、柔軟に対応するほうがいい」というものである。 休校やイベントの中止が続くと市民生活に影響が出るから、「自粛するのを自粛せよ」というものである。 大阪府知事は「都市機能に影響が出る」と言った。 だが、感染地区がパニックに陥っているとか、都市機能が麻痺

    rna
    rna 2009/05/21
    「我が身の安全よりも、利益を選んだ人間はたいへん不幸な目に遭う」安全はタダじゃないっていう人類学知見にも敬意を払って欲しい。お金がなくて死ぬ人のことも忘れないで欲しい。
  • 言い訳上手になりました - 内田樹の研究室

    NHKが01年放送の「女性国際戦犯法廷」のドキュメンタリー番組で政治的圧力を受けて番組内容を改変した事件について、東京高裁がNHKに賠償命令を下した。 隣の記事は関西テレビの「あるある大事典」の捏造問題の中間報告。 テレビメディアの中立性やフェアネスに対する社会的信用はずいぶん低下したようである。 まあ、身から出た錆である。 でも、「テレビの言うことならほんとうだろうと思っていたのに・・・裏切られた気持ちです」というようなナイーブなコメントを新聞が掲載しているのを見ると、「嘘つきやがれ」と思う。 テレビが虚偽を報道したのを知って「裏切られた気持ちです」というようなことをしゃあしゃあと言ってのけるという「市井の無垢(で無知)な視聴者」のポーズそのものが「テレビ化された定型」に他ならないからである。 「テレビ底なしの不信」というような新聞の見出しはまことに「テレビ的」である。 そのことに気づい

    rna
    rna 2007/01/31
    「新聞にはテレビ批判はできない」日本ではテレビ局と新聞社が資本関係あるからそうなるわけでしょ。「構造的」とか言うならそこをまず言えばいいのに。
  • 納豆疑獄とメディアの凋落 - 内田樹の研究室

    あら、納豆がダイエットに効果的というのは「捏造」だったですね。 テレビで「納豆を一日二個うと痩せる」と言っていたので、当だと思ったという善男善女のみなさんはこの機会に「メディア・リテラシー」ということの必要性を学ばれたということでよろしいのではないでしょうか。 納豆、身体にいいし。 テレビは末期であるということをつねづね申し上げているが、この事件は「もう最末期の症候」と申し上げてよろしいであろう。 今回の事件について、関西テレビの編成局長は記者会見で、どこのプロダクションが製作したのか「知らない」し、関西テレビのプロデューサーが捏造を承知していたのかどうかも「知らない」と答えた。 そうなんですか。 テレビ番組は勝手に下請けの製作会社が作っていて、放送している局は誰が何を作っているのか知らないし、内容の真偽を検証するシステムもないまま垂れ流している、と。 当の編成局長がそう言っているので

    rna
    rna 2007/01/21
    酢飯疑獄みたいだ。 ↓こういう極端なのも怖いな。「定量的に」比較したソースがあれば教えて欲しいけど。
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    rna
    rna 2006/05/21
    確かにこれはクライシスだが… エビちゃん関係ないじゃんよ!
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    rna
    rna 2005/09/10
    階層化しても緊急時には再配分モードに入るって仕組みだってできるんじゃないかなぁ。
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