2014年10月26日、作家であり芸術家の赤瀬川原平さんが亡くなりました。 1960年代からアバンギャルドな芸術活動や「偽千円札偽造事件」で世間を騒がせ、無用になった人工物を天然のアートと見なす「超芸術トマソン」や、現代の散歩ブーム、路上写真ブームの始祖ともいえる「路上観察」といったムーブメントを起こし、作家としては『父が消えた』で芥川賞を受賞し、人間の老いをあえて肯定的にとらえ直す「老人力」で流行語大賞をとり、数多くの作家や芸術家や漫画家の「先生」として、八面六臂、縦横無尽の活躍をした、希有の存在でした。 日経BP社では、縄文土器から現代漫画までを「アート」として面白がる「日本美術応援団」を明治学院大学の山下裕二教授と結成、21世紀の美術ブームのきっかけをつくりました。 日経ビジネスオンラインでは、赤瀬川さんと山下さんの「日本美術応援団」が、東京の山手線の駅を「アートする」企画、「東京、