読者の皆さんお久しぶりです。筆者は11月に行われた福岡市長選挙に立候補し、残念ですが敗れました。12月から福岡を拠点にして活動を再開したところです。 やはりICT改革は自治体が先行するしかない 連載第13回の最後に「これからICTに通じた若い首長が続々と登場してくる可能性もある。思わぬところで、すごい実例が飛び出すこともあり得るのではと期待している」と書きましたが、自分が実例を作ろうと思ったことも立候補の一つの理由でした。 というのも2010年3月の原口前総務大臣の韓国視察など、韓国の進んだICTの視察に行く人は増えましたが、依然としてその差は埋まりません。徹底的に自治体のITを変えたところも出てきません。それなら、自分で実例を作ろうという気持ちもありました。福岡市のICT予算を半減させ、県内のシステムの合理化の音頭をとろうと思っていたのですが。 さて、私は、原口前総務大臣のご指名で、20