「テクノロジー失業」が話題になっている。情報通信技術、要するにコンピュータとインターネットの発達によって様々な仕事が合理化され、人間が不要になった。リーマンショック以降、経済は回復しても失業率はなかなか改善しない現象が欧米で見られ、日本でも雇用情勢はよくない。その背後にはこの「テクノロジー失業」があるのではないかと考えられている。 コンピュータの発達はスピードアップするばかり。今後この問題はより広い業種に広がっていくのではないか。どんな仕事が「テクノロジー失業」の波にさらされていくか、考えてみた。 オフィスワーク事務部門は今後「テクノロジー失業」にさらされる危険が大きい。典型的には色々な伝票を切ったり、書類の作成や部門間のやりとりを主にする部門だ。こうした仕事は今でもかなりコンピュータ化が進んでいるが、今後そのスピードは増し、必要とする人力は大幅に削減されるだろう。 ERPという言葉を聞い