米ANB通信は10日、新美南吉原作の童話「ごんぎつね」がハリウッドで映画化されると伝えた。「インディペンデンス・デイ」や「2012」などの製作にもかかわった一流スタッフが参加。総製作費は「スターウォーズ・エピソード1」の10倍にあたる12億ドル(約1080億円)を予定している。 「ごんぎつね」は童話作家の新美南吉が1932年に発表した児童文学。病気の母を抱えた猟師・兵十といたずら好きの小狐・ごんの交流を描いた物語で、その悲しい結末は多くの日本人に強い印象を残した。小学生向け国語教科書に収録されており、今では国民文学と呼べるほど幅広い世代に浸透している。 大手映画会社パノラマ・ピクチャーズは昨年「ごんぎつね」の映画化権を800万ドル(約7億2千万円)で獲得。タイトルを「Gon,the Fox」に改め、来年9月の世界同時公開を目指していることを明らかにした。 10日の製作記者会見では、パノラマ