最近、いわゆるSIerと呼ばれる業態がヤバそうだという話が聞こえてくる。富士通の3万人のSE職の転換とかが話題になった。おそらくどこのSIerも相当の危機感を抱いているのちがいない。従って、そこで働いているエンジニアのかたがたもこれからの行く末に悩んでおられると思う。 そこでちょっと旧聞に属する話で恐縮なのですが、いくつかのブログ記事についてコメントしておきたいと思う。流しておけばいいのだが、どうも根本的なところで勘違いしているようで気になっていたのであえて取り上げておくことにする。まずは、GoTheDistanceさんの「「SIerでのキャリアパスを考える」というイベントに登壇しました」というエントリーで(別に個人的にどうのというのではなく一般論として取り上げてみたのである、湯本君ゴメン)、そこでのプレゼン資料を公開され、その解説が書いてある。 最初の問題提起として、「僕が常々問題にして