ブックマーク / news.mynavi.jp (94)

  • 太陽系外縁部に未発見の「惑星X」が存在する可能性 - 近大が発表

    近畿大学(近大)は8月25日、数値シミュレーションを用いて、海王星以遠の4つに大別できる「遠方カイパーベルト天体」(TNO)の特性を再現することに成功し、太陽系外縁部に未発見の第9惑星(以下「惑星X」)が存在する可能性を示したことを発表した。 太陽系外縁部に存在する可能性がある惑星Xのイメージ。今回、その質量は地球の約1.5倍~約3倍と、地球ほどからスーパーアースの天体である可能性が導き出された。(c)Fernando Peña D'Andrea(出所:NEWSCAST Webサイト) 同成果は、近大 総合社会学部 総合社会学科社会・マスメディア系専攻のソフィア・リカフィカ・パトリック准教授、国立天文台 天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士講師らの共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に掲載された。 太陽から約30天

    太陽系外縁部に未発見の「惑星X」が存在する可能性 - 近大が発表
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    rohiki1 2023/08/30
  • 原子核内の強い斥力を確認、物質が安定して存在する仕組みに迫る

    原子核内の陽子や中性子が互いに反発して起きる斥力(せきりょく)を、陽子を構成する素粒子「クォーク」を一部入れ替えた粒子を使った衝突実験で検証した。東北大学などの国際研究グループが発表した。この粒子と陽子をぶつけると、陽子同士の場合とは異なり、極端に強い斥力が生じた。量子力学の基原理を基に斥力の謎に迫り、身の回りの物質が安定して存在できる仕組みの解明につながるという。 陽子や中性子の間に働く力「核力」は、両者が1~2フェムトメートル(フェムトは1000兆分の1)ほど離れている時は引力だが、重なり合うように近いと斥力に変わる。重なりが大きいほど斥力は強い。この引力と斥力のバランスにより、原子核は潰れずに自ら安定して存在できる。しかし、斥力が生じる仕組みは未解明だった。 陽子と中性子はそれぞれ、クォーク3つでできている。「パウリの排他原理」によると、クォークは「スピン」や「カラー」と呼ばれる量

    原子核内の強い斥力を確認、物質が安定して存在する仕組みに迫る
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    rohiki1 2022/09/13
  • 広島大、銅上のCO2電解還元でメタンを選択的に生成する技術を開発

    広島大学は9月2日、酸化銅(Cu2O)ナノキューブを厚み数nmの有機レイヤーで均一に被覆することに成功し、同レイヤーを介して銅上のCO2電解還元を行うことで、メタンを選択的に発生することを見出したことを発表した。 同成果は、広島大大学院 先進理工系科学研究科 基礎化学プログラムの梅田拓真氏、同 黒目武志氏、同 坂歩夢氏、同 久保和幸 助教、同 水田勉 教授、同 久米晶子 准教授、韓国・成均館大学のSon Seung UK教授らの研究チームによるもの。詳細は、英国王立化学会が刊行する化学全般を扱う学術誌「Chemical Communications」に掲載された。 銅は金属の中で唯一CO2を炭化水素やアルコールに変換できる還元電極として知られている。ただし、水の還元による水素発生が競合するため効率が低下すること、過電圧が大きいこと、不純物に弱くCO2還元活性が容易に失活するということなど

    広島大、銅上のCO2電解還元でメタンを選択的に生成する技術を開発
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    rohiki1 2022/09/12
  • 京大、ドジッター宇宙に対する「ホログラフィー原理」の具体例の構成に成功

    京都大学(京大)と大阪大学(阪大)は7月22日、「3次元ドジッター宇宙」に対する「ホログラフィー原理」の具体例の構成に成功し、膨張する宇宙を表すミクロな模型を発見したことを発表した。 同成果は、京大 基礎物理学研究所の瀧祐介大学院生、同・疋田泰章特定准教授、同・西岡辰磨特定准教授(現・阪大教授)、同・高柳匡教授らの研究チームによるもの。詳細は、「Physical Review Letters」に掲載された。 “万物の理論”である「量子重力理論」は今のところまだ完成していないが、それを実現できる鍵と考えられている1つが、ホログラフィー原理だという。これを用いると、難解な「量子重力理論の問題」を、より馴染み深い「物質の問題」に置き換えることが可能となる。 ただしこれまでは、ホログラフィー原理が適用できる重力理論として、現実とは異なる、宇宙定数が負の宇宙である「反ドジッター宇宙」が主な対象として

    京大、ドジッター宇宙に対する「ホログラフィー原理」の具体例の構成に成功
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    rohiki1 2022/07/26
  • ブラックホール撮影はまだ先? 独立研究チームが「写ってない」研究結果を発表

    2019年4月10日、国際協力プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が発表した一枚の画像が世界を揺るがした。真っ暗な宇宙に浮かぶ、明るく輝くドーナツのようなリング。謎に包まれた天体「ブラックホール」の存在を直接的に示す、史上初の画像とされた。 しかし、国立天文台の三好真(みよし・まこと)助教などの研究チームは2022年6月30日、その成果に待ったをかけた。EHTの観測データを独立に解析したところ、リング状の構造が現れないことが判明。EHTチームの解析方法には間違いがあり、来データに含まれていないはずのリング構造が現れてしまったのではと指摘している。 研究成果は、米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に2022年6月30日付けで掲載された。 国立天文台の三好真助教などの研究チームが解析した、M87中心の画像。EHTのチームが解析した画像とは異なり、明

    ブラックホール撮影はまだ先? 独立研究チームが「写ってない」研究結果を発表
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    rohiki1 2022/07/06
  • NASAが「ブラックホールの音」を公開、ネット民が続々と恐怖の渦へ

    NASAは、観測されたデータをもとに、音に変換する「ソニフィケーション」という試みを行なっており、今回公開されたものは、地球から2億5,000万光年離れたペルセウス座銀河団のブラックホールの音源。実際の音は、ピアノ中央の「ド(C)」の音よりも57オクターブ低く、人間の耳では聞き取れない。しかし最新の可聴化技術によって、人間の耳で聞こえるように調整されたという。 天文学者が、ブラックホールの重力波が銀河団の高音ガスにさざ波を引き起こし、それが音に変換される可能性があることを発見した2003年以来、ペルセウス座銀河団のブラックホールは音に関連づけられていたそうだ。今回の可聴化は、NASAのチャンドラX線観測衛星のデータを元に作られており、初めて音として聞くことができるようになった。 ネット上では「亡者の叫びみたいで怖い(´;ω;`)」「聞いちゃいけない音みたいで…何とも言えない気持ちになる(う

    NASAが「ブラックホールの音」を公開、ネット民が続々と恐怖の渦へ
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    rohiki1 2022/05/11
  • 近未来テクノロジー見聞録(103) DeepMindが核融合プラズマの制御にAIを適用したワケとは?

    DeepMindとスイス連邦工科大学(EPFL)のスイスプラズマセンター(SPC)は共同でトカマク型の核融合実験装置でAIを活用したプラズマの制御に成功した、そんなニュースを発表した。 では、なぜDeepMindとSPCは、AIで核融合プラズマの制御を手掛けたのか、今回はそんな話題について、紹介したいと思う。 核融合プラズマの制御にAIを適用したワケとは? 2022年2月16日、SPCから「EPFL and DeepMind use AI to control plasmas for nuclear fusion」というタイトルのプレスリリースが発表された※1。 同日、DeepMind側でも「Accelerating fusion science through learned plasma control」というタイトルのブログをアップしている※2。 このプレスリリースの概要を説明すると

    近未来テクノロジー見聞録(103) DeepMindが核融合プラズマの制御にAIを適用したワケとは?
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    rohiki1 2022/02/22
  • 国際宇宙ステーション危機一髪、ロシアの新しい実験棟がエンジン誤噴射

    国際宇宙ステーション(ISS)で2021年7月30日、姿勢が大きく乱れるトラブルが起きた。直前にドッキングした、ロシアの新しい実験棟モジュール「ナウーカ」のスラスターが誤って噴射されたためで、ISSは一時「緊急事態」が宣言された。 その後、1時間足らずのうちに姿勢は正常に戻り、ISSに損傷はなかった。滞在している宇宙飛行士への危険もなかったという。 ナウーカはこれまでにもトラブルが多発しており、今後のISSの運用とロシアの宇宙開発の信頼性に、大きな不安を残すこととなった。 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしたナウーカ。ISSに滞在中のNASAのシェーン・キンブロー宇宙飛行士が撮影したもの (C) NASA/Shane Kimbrough ナウーカのスラスターが突如誤噴射 ナウーカ(Nauka)は、ロシアが開発したISSの新しいモジュールで、宇宙での科学研究・実験を行うことを目的と

    国際宇宙ステーション危機一髪、ロシアの新しい実験棟がエンジン誤噴射
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    rohiki1 2021/08/02
  • キャベツ、いよかん、タマネギ…野菜や果物、捨てず建材に大変身

    野菜や果物を使い、曲げても割れない強度がコンクリートを上回る素材を開発した、と東京大学の研究グループが発表した。実用化すれば、廃棄されてきた物を建材や容器など、付加価値のある多彩な用途に使え、使用後はべられる。物の色や香り、味を残したり、調味料を加えたりもできるという。 左からキャベツの外葉、いよかんの皮、タマネギの皮。上から元の状態、粉砕した状態、完成した素材(東京大学酒井雄也研究室提供) 研究グループは野菜や果物の皮などのべない部分をフリーズドライにして粉砕し、適量の水を加え、100度、20メガパスカル(200気圧に相当)程度の熱と圧力を加えて成形した。その結果、白菜で、曲げても割れない強度が18メガパスカルを記録し、一般的なコンクリートの約5メガパスカルを大幅に上回った。ほかオレンジ、バナナ、キャベツ、ブロッコリー、マイタケ、アオサ、タマネギ、いよかん、茶葉でも軒並み10メガ

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    rohiki1 2021/06/08
  • NIMS、40年間議論が続けられてきたテントウムシの脚裏の接着原理を解明

    物質・材料研究機構(NIMS)は6月3日、40年にわたって議論が続いてきたテントウムシの脚裏がガラス面などでも滑らずにいられる接着原理を解明したと発表した。 同成果は、NIMS 構造材料研究拠点の細田奈麻絵グループリーダー、東京大学の須賀唯知名誉教授(現・明星大学客員教授)、東京大学の中茉里大学院生(研究当時)、独・キール大学のStanislav N. Gorb教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 持続可能社会を実現するための要素の1つに、リサイクルがある。可能な限りリサイクルすることが望ましいことから、接着技術にもスポットが当たっている。 これまで接着剤などの接着技術は、強力であることが求められてきた。しかし今後はそれが変わっていく。たとえばダンボール箱1つを取っても、中にものを入れて運ぶときはしっか

    NIMS、40年間議論が続けられてきたテントウムシの脚裏の接着原理を解明
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    rohiki1 2021/06/05
  • NASAの探査機「オサイリス・レックス」が小惑星から出帆、地球への帰路に

    米国航空宇宙局(NASA)は2021年5月11日、小惑星探査機「オサイリス・レックス」が、探査していた小惑星ベンヌを離れ、地球への帰路についたと発表した。 オサイリス・レックスは2018年にベンヌに到着。昨年10月には地表に着地し、サンプル(石や砂などの試料)の採取にも成功した。探査機はこのサンプルを携え、2023年9月23日の地球帰還を目指した新たな旅に挑む。 ベンヌから離脱するオサイリス・レックスの想像図 (C) NASA/Goddard/University of Arizona オサイリス・レックス オサイリス・レックス(OSIRIS-REx)は、NASAが開発した小惑星探査機で、小惑星「ベンヌ(Bennu)」を探査し、さらに塵や石などのサンプルを回収して地球に持ち帰ることを目指している。 ベンヌは、1999年に発見された小惑星で、地球近傍小惑星のひとつであるアポロ群に属する。直径

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    rohiki1 2021/05/24
  • 宇宙人からの信号か? プロキシマ・ケンタウリから謎の電波が到来

    地球外生命体を探索しているブレイクスルー・リッスンとSETI研究所は2020年12月19日、太陽系に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」の方向から、謎の電波を検出したと発表した。 宇宙人からの信号と確認されたわけではないが、自然では考えにくい周波数であること、またプロキシマ・ケンタウリには液体の水をもつ系外惑星が存在する可能性があることなどから、科学者たちは注意深く分析を続けている。 今回の電波を受信した、オーストラリアにあるパークス天文台にある64m電波望遠鏡 (C) CSIRO プロキシマ・ケンタウリから届いた奇妙な電波「BLC1」とは? SETI研究所によると、この信号は2019年4月と5月に、オーストラリアにあるパークス天文台にある64m電波望遠鏡で受信したものだという。 このときパークス天文台では、太陽系から約4.2光年の距離にある、赤色矮星「プロキシマ・ケンタウリ」から

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    rohiki1 2020/12/29
  • 東北大、ペルム紀末に起きた史上最大の生物大量絶滅の原因の証拠を発見

    東北大学は11月9日、新しく開発した指標により、地球史上最大の生物絶滅事象とされる約2億5000万年前のペルム紀末の大量絶滅と、その前に起きた陸上生態系崩壊の原因は大規模火山噴火であるとする確たる証拠を発見したことを発表した。 同成果は、東北大大学院理学研究科地学専攻の海保邦夫教授(現・東北大学名誉教授)らの研究チームによるもの。詳細は、米国地質学会が刊行する「Geology」に掲載されるに先立ち、電子版に掲載された。 地球上の生命は約40億年前に誕生したとされ、それから現在までの間に、全生物の大半が絶滅する大量絶滅が5回起きたとされ、「ビッグファイブ」と呼ばれる(6回起きたと数える研究者もいる)。 約6500万年前に巨大隕石の衝突で恐竜を初めとする多くの生物が絶滅したときは、地球上の全生物種のうちの約70%が滅んだとされる。しかし、それは“まだ少ない方”で、ビッグファイブ中で最大の被害を

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    rohiki1 2020/11/13
  • 銀河系に3億もの居住可能な惑星が存在か - 「ドレイク方程式」の解に一歩

    米国航空宇宙局(NASA)やSETI研究所などの研究チームは2020年10月29日、宇宙望遠鏡「ケプラー」の観測データから、銀河系(天の川銀河)にある太陽と似た恒星の約半数に、表面に液体の水をもった岩石惑星が存在する可能性があるという研究成果を発表した。 この推定が正しければ、銀河系には3億ものハビタブル(生命が居住可能)な系外惑星が存在する可能性があり、そのうちのいくつかは、太陽から30光年以内という比較的近い距離にある可能性もあるという。 研究成果をまとめた論文は論文誌「The Astronomical Journal」に掲載された。 地球から見てはくちょう座の方向に約1400光年離れた位置にあるG型主系列星、ケプラー452を公転している系外惑星「ケプラー452b」の想像図。太陽に似た恒星のハビタブル・ゾーンにある、地球に近いサイズの系外惑星と考えられている (C) NASA Ames

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    rohiki1 2020/11/07
  • IMS、金属状の量子気体の生成に成功 - 新方式の量子シミュレータ実現に期待

    分子科学研究所(IMS)は6月22日、原子が自由に移動する気体ながらも、固体の金属のように隣り合った原子の電子同士が重なり合う新物質「金属状の量子気体」の生成に成功したことを発表した。 同成果は、分子科学研究所の大森賢治 教授、同 溝口道栄 大学院生らの研究グループによるもの。詳細は、米国物理学会誌「Physical Review Letters」(オンライン版)に掲載された。 固体の金属は隣り合う原子の距離が非常に短く、その電子は重なり合う形で移動することが可能だが、気体は、原子同士の距離は固体に比べて圧倒的に遠いため、電子が原子の中に取り込まれ、重なることはない。では、気体の原子を集めて、並べると固体のような状況ができるかというと、連続発振レーザーで人工原子結晶の中の1つの原子のエネルギー準位をリュードベリ軌道に引き上げたとしても、その隣の電子は、リュードベリ軌道の原子(リュードベリ原

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    rohiki1 2020/06/24
  • 奥田民生「CDはなくなるでしょうね」YouTuberとして活動する理由語る

    歌手の奥田民生が、27日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にVTR出演し、YouTuberとしての活動理由や音楽業界の未来について語った。 番組では、YouTuberとして活動する奥田に密着。奥田は「DIYレコーディング」と題して、アナログデッキでレコーディングする様子などを配信している。 収録現場を訪れたピアニスト・清塚信也からYouTuberとして活動するきっかけについて聞かれると、「YouTubeはスピードの速さがすごいところ。CDというものも永遠なわけなくて。なくなっていくことも当たり前だなと思うわけですよ。『前の方が良かった』とか言ってられないし、(時代の流れに)ついていくしかない」と背景を説明。 一方で、「わりと甘く考えていたんですよ。見てくれたら収入になるんじゃないかと。YouTuberがこれだけ世の中にいるんだから。全然な

    奥田民生「CDはなくなるでしょうね」YouTuberとして活動する理由語る
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    rohiki1 2019/10/27
    1再生0.1円の単純計算で考えると、もう1桁再生回数があるかどうかで収入が全然違う。そういう世界なんですね。
  • 今年のノーベル医学生理学賞は米英の3人に 授賞理由は「細胞の低酸素応答の仕組みの発見」

    スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、2019年のノーベル医学生理学賞を、細胞が酸素不足の環境でも応答する仕組みを解明した米国と英国の3人の研究者に授与する、と発表した。授賞理由は「細胞の低酸素応答の仕組みの発見」。同賞は昨年、庶佑氏が免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を見つけ、画期的ながん治療薬の開発に道を開いた業績で受賞したが、2年連続の同賞日人受賞にはならなかった。 医学生理学受賞者のイラスト。左からウィリアム・ケーリン氏、ピーター・ラトクリフ氏、グレッグ・セメンザ氏(ノーベル財団提供) ノーベル医学生理学賞に選ばれたのは、米国ジョンズホプキンズ大学のグレッグ・セメンザ氏、英国オックスフォード大学のピーター・ラトクリフ氏、米国ハーバード大学のウィリアム・ケーリン氏。 授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金900万スウェーデン・クローナ(約9700万円)が3氏に贈ら

    今年のノーベル医学生理学賞は米英の3人に 授賞理由は「細胞の低酸素応答の仕組みの発見」
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    rohiki1 2019/10/08
  • 土星の輪ができたのは太陽系の歴史では「ごく最近」だったようだ

    土星の輪ができたのは土星体が誕生したとされる約46億年前ではなく、1億年前から数千万年前、もしかたしたら1千万年前という太陽系の長い歴史の中では「ごく最近」だった可能性があると、米航空宇宙局(NASA)などの研究チームがこのほど、米科学誌サイエンス電子版に発表した。米国の土星探査機カッシーニの観測データを分析した興味深い研究成果だ。 土星探査機カッシーニが土星の体と輪の間を通り抜けた時の想像図(提供・NASA / JPL-Caltech) 土星の輪の内側に向かう土星探査機カッシーニの想像図(提供・NASA / JPL-Caltech) NASAやサイエンスに掲載された論文によると、研究チームは、カッシーニが土星の体と輪の間を通り抜けた時のデータをさまざまな計算モデルを用いて分析した。その結果、輪の部分は体と比べて著しく軽いことが判明。その上、輪はできた後に徐々に量が減少したと考えら

    土星の輪ができたのは太陽系の歴史では「ごく最近」だったようだ
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    rohiki1 2019/01/25
  • キログラム、モル、アンペア、ケルビン - 4つの基本単位の新定義が採択

    産業技術総合研究所(産総研)は11月16日、11月13日~16日にかけてフランスで開催された「第26回国際度量衡総会」において、「キログラム」、「モル」、「アンペア」、「ケルビン」の4つの基単位の新たな定義が採択されたことを明らかにした。 今回採択された国際単位系(SI)における定義改定の概要 (出所:産総研Webサイト) これにより、質量の単位であるキログラムの定義は「国際キログラム原器」という器物から、「プランク定数」という物理定数を基にした定義に改定することが決定となり、すべての計量単位が原器という器物から解放されることとなった 日国キログラム原器(No.6:中央)と副原器(No.30:左)、実験用原器(E59:右) 副原器(No.30) 日国キログラム原器(No.6) 実験用原器(E59) 副原器(No.30) 日国キログラム原器(No.6) 実験用原器(E59) キログラ

    キログラム、モル、アンペア、ケルビン - 4つの基本単位の新定義が採択
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    rohiki1 2018/11/17
  • 世界最速75フェムト秒で水を10万℃まで昇温、特異な相変化を観察

    ドイツ電子シンクロトロン(DESY)自由電子レーザー科学センター、スウェーデンのウプサラ大学などの研究チームは、X線レーザーを用いて75フェムト秒(1フェムト=10-15、すなわち10億分の1のさらに100万分の1)未満という極めて短い時間で水を常温から10万℃まで急速昇温させる実験に成功したと発表した。研究論文は「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 レーザー照射開始から約70フェムト秒後の水の状態のシミュレーション。ほとんどの水分子はすでに水素(白)と酸素(赤)に分離している(出所:Carl Caleman, DESY/ウプサラ大学) 実験には、米国のSLAC国立加速器研究所に設置されているX線自由電子レーザー・線形加速器コヒーレント光源(LCLS:Linac Coherent Light Source)を用いた。水のジェット流に対して、超高強度のX線を極めて短時間だけ照

    世界最速75フェムト秒で水を10万℃まで昇温、特異な相変化を観察
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    rohiki1 2018/05/29