200円でカレーを提供していた飲食店チェーン「原価率研究所」で賃金の未払いがあったとして、新潟労働基準監督署は1日、労働基準法違反の疑いで、同名の運営会社(新潟市中央区)と代表取締役の男性(33)を書類送検した。 書類送検容疑は、アルバイトを含む従業員の男女3人に対し、昨年6~11月分の賃金計約268万円を所定日までに支払わなかった疑い。新潟労基署によると、今年2月に別のアルバイト従業員から賃金が支払われていないとの相談があり、調査していた。 同社は新潟市を拠点として首都圏や関西方面にも進出したが、資金繰りが厳しくなり昨年末までに事業を停止した。