今回は、「Memory」と「Archive」の2つのストレージエンジンを取り上げます。Memoryエンジンは比較的古いMySQLのバージョンから提供されており、以前はHeapと呼ばれていたストレージエンジンです。もう一方のArchiveエンジンは、MySQL 4.1から提供されている比較的新しいエンジンです。 それでは、それぞれの特長やテーブルファイルの構成について解説します。 Memoryエンジンは、その名前の通りテーブルデータすべてをメモリ上にのみ格納します。これは、変更結果をディスク上に書き出さないことを意味します。変更データもメモリ上に存在しているため、アプリケーションからの問い合わせは、このメモリ上のデータに対して処理を行なって結果を返します。 ただし、MySQLサーバが終了するとテーブルデータが消滅してしまいますので、当然変更結果も消滅します。ここでいうMySQLサーバの終了と