7月9日、調査会社のアイ・ティ・アールは「クラウド/ICTアウトソーシング動向調査2012」を発表した。中堅・大企業を対象に行なわれた今回の調査では、9割がクラウドを重視し、中でもプライベートクラウドへの移行に関心を持っている実態が明らかになった。 アウトソーシング推進企業はクラウドへ向かう 今回実施された「クラウド/ICTアウトソーシング動向調査2012」は、クラウドサービスをIT戦略上どのように位置づけているか、あるいは移行プロセスや優先順位はどうなっているかを調べるため、従業員数500名以上の652社を対象に行なわれたもの。業種の比率もおおむね実態と相似しており、所属部署は7割が情報システム部、3割が経営企画部門となっている。クラウドやアウトソーシング戦略に関しては4割が直接関わっており、6割は現状や今後の計画に関わっているとなっている。おおむね中堅・大企業の情報システム部を対象とし