泊まると熱海がくせになる。ゲストハウス「MARUYA」オーナーの市来広一郎さんがつくりたいのは“もうひとつの日常”に出逢う機会 2016.02.02 リノベーションまちづくり実践記 リノベーションまちづくり実践記 前田 有佳利 前田 有佳利 熱海と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか? 会社、はたまた友人や家族との旅行で、一度は訪れたことがあるという方も多いかもしれません。 海沿いに、飲食や温泉やアミューズメントを施設内で網羅できてしまう大きなリゾートホテルが並ぶ熱海。かつて全盛期には、年間約940万人の観光交流客数を誇る観光地でしたが、今ではその来客数が以前の約半数へと落ち込み、閉店から廃墟と化したビルが目立つようになりました。 なぜ客足が遠のいてしまったのでしょうか。その理由を、施設完結型の仕組みによりまち本来の魅力が伝わっていなかったことと考え、まちの魅力が”体感的に”伝わる熱海