ブックマーク / davitrice.hatenadiary.jp (3)

  • 社会的制裁のなにがよくないのか - 道徳的動物日記

    anond.hatelabo.jp 普段ははてな匿名ダイアリーの投稿にはあまり反応しないのだけれど、最近の事例についてはいろいろと思うところがあるので、昨日にTwitterに下記のような投稿をした。 社会的制裁を生み出すような道徳感情は集団や社会の秩序を維持したりするうえでは不可欠なはずであり、社会的制裁が望ましい結果を生み出すこともあるけれど、法律的な制裁と違ってコントロール不可能でありいつ望ましくない結果が出るのかもわからないので、原則的に「社会的制裁はよくない」とすべき https://t.co/xyqyMgRvhh— デビット・ライス (@RiceDavit) 2021年7月18日 "「正しい怒り」と「正しくない怒り」が存在するという考え方は、ただちに「自分の怒りは正しいが、あいつの怒りは正しくない」という発想に結び付くことは火を見るよりも明らかだ。" ネットリンチとかpublic

    社会的制裁のなにがよくないのか - 道徳的動物日記
    roseknight
    roseknight 2021/07/19
    一時の不快感を基に相手を叩こうとするから問題になるのでは。人は世を変えるために悪に手を染めることもある。決まった結論を先に置いてはならない。自らを常に疑い続けることが出来るか、自分も含めて考えねば。
  • 読書メモ:『尊厳ーーその歴史と意味』 - 道徳的動物日記

    尊厳: その歴史と意味 (岩波新書 新赤版 1870) 作者:マイケル・ローゼン 岩波書店 Amazon 海外の哲学者が「尊厳」という概念について主にカントとカソリック哲学を参照しながら解説したの邦訳。新書ではあるが、内容はそれなりに専門的で、なかなか堅い。 このは「尊厳」という概念についての入門であると同時に、カント倫理学の考え方についてもある種の入門となっている。 著者は、カントの尊厳論について、以下のように要約している。 カントが道徳性を展望する際の基的な出発点は、私たちが自らのうちに「無条件的で比較できない」価値をもつ何ものかーー「人格性」あるいは「人間性の尊厳」ーーを抱えているということである。その価値は手段としてではなく「目的」として扱われなければならない。 しかし、それは人間の行動によって増加したり、人間によって達成されるべき目標として機能したりするものではない。それ

    読書メモ:『尊厳ーーその歴史と意味』 - 道徳的動物日記
    roseknight
    roseknight 2021/05/29
    無条件で成り立つ尊厳と私欲が交り合うことが法を創るのでは。シラーの、内的葛藤を認める優美論は尊厳の話にも通ずると思う。倫理学は人と動物の断絶の上で成る。動物を家族と見る日本人の感覚とは根本的に違うな。
  • 「"正義"について語るのはもう止めよう」 - 道徳的動物日記

    記事のタイトルは、過去に自分で訳した記事のパロディ*1。 ふだんづかいの倫理学 (犀の教室Liberal Arts Lab) 作者: 平尾昌宏 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2019/03/12 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 先日から『ふだんづかいの倫理学』というを読み始めた(この記事を書いている時点では、前半まで読んだところ)。 このは倫理学の入門書であるのだが、哲学者の名前や「〜主義」などの規範理論を並べ立てて概説するタイプのではない。すくなくとも前半では、「正義」や「愛」に「自由」などの倫理学で扱われる主要な概念が、一般的な言葉でわかりやすく噛み砕きながら説明されている。倫理学の用語の解説というよりも、倫理学における"考え方"の方法を示すことに重点を置いた入門書と言える*2。マンガのエピソードが例え話に用いられることも多い。 さて、私が倫理学の入門書を

    「"正義"について語るのはもう止めよう」 - 道徳的動物日記
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