●魔法めいたシンセサイザーを操るタイムマシン感覚で時空を支配したコンサート 夢のようなライブパフォーマンスだった。2022年の“いま”なお、進化を感じられたステージ。会場や配信(30日までアーカイヴあり)で目撃したオーディエンスは、そう感じたはずだ。 昨年より音楽活動を再開した小室哲哉が、2022年1月にBillboard Live OSAKAとTOKYOで単独公演『Tetsuya Komuro 「HIT FACTORY #1」』を計8公演行った。セットリストは日々少しずつ改変、アップデートされ、最終日、1月23日、2回目の公演は集大成といえる圧巻のライブとなった。 公演タイトルは、かつて自身が提供曲をセルフカバーしたアルバム『Hit Factory』(1992年リリース)に由来するネーミング。まさに小室哲哉の独壇場、魔法めいたシンセサイザーを操るタイムマシン感覚で時空を支配したコンサート