九州歴史資料館(福岡県小郡市)は7日、同県行橋市南泉の福原長者原(ふくばるちょうじゃばる)遺跡で、奈良時代(8世紀前半)の九州最大級の官衙(かんが)(役所)跡が見つかったと発表した。官衙の面積は約2万2500平方メートルと推測され、九州最大の大宰府政庁(同県太宰府市、約2万5600平方メートル)に次ぐ大きさ。国府に用いられた「八脚(はっきゃく)門」様式の柱穴群も出土したことから、資料館は「福岡県東部から大分県北部に位置した豊前国の国府跡の可能性が極めて高い」としている。 出土したのは官衙の南側部分の約7750平方メートル。敷地の東西は約150メートルで、資料館は南北も同様の長さとみている。 八脚門は左右6本ずつの柱を使う大型の門で、並べ方により外側からは柱が8本しか見えないのが特徴。柱跡から、門の幅は約8・5メートル、奥行きは約5・1メートルとされる。 儀式用の掘っ立て柱建物跡も3棟見つか
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