12日に一斉に開幕するプロ野球。横浜ベイスターズは本拠地・横浜スタジアム(横浜市中区)で開幕戦を迎えるが、同スタジアムとの球場使用契約が、いまだ結ばれていないことが11日、分かった。昨年の「身売り騒動」では、高額とされる使用料が交渉のネックになったとされる。震災の影響で開幕は例年より半月遅れとなったが、球団、スタジアム双方の思惑が合致せず、前代未聞の「未契約」状態でのシーズンインとなった。 ベイスターズと同スタジアムは、昨季が10年契約の最終年だった。双方の関係者は昨年末から契約更新の話し合いを重ねてきたが、「年内いっぱい」「3月末までに」と先送りされて結論をみず、ついに開幕日を迎えてしまった。 最大の争点は契約年数。球団側は当初から「単年」での契約更新を主張し、スタジアム側は「複数年」を要求している。交渉過程で見え隠れするのが、球団の親会社・TBSホールディングスの存在だ。 昨年1