タワーに寄り添って５４年…タロ・ジロ像撤去へ : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）奇跡の生還で知られるタロ、ジロら南極観測隊に同行したカラフト犬の功績をたたえ、東京タワー（港区）の足元に半世紀前に設置された記念像がタワーの改修などに伴い撤去されることになり、１５日から工事が始まった。 像を建てた日本動物愛護協会は移設先でも、一般公開するという。 像は渋谷のハチ公像も手がけた彫刻家・安藤士氏の作品。犬ぞりをひくため観測隊に同行し、１９５８年に隊が撤収する際、やむなく現地に残された１５頭の慰霊と功績をたたえ、５９年９月、前年に開業したばかりだった東京タワーに設置された。 タワーを運営する日本電波塔によると、アナログテレビ放送用のアンテナの撤去工事などで、公共スペースの確保が新たに必要になったため、昨年８月、同協会に撤去を打診、了承されたという。 同協会では「史実が風化しないように」と移設を決定。最終手続きが済んでいないとして移設先は公表していない。 内山晶事務局長（６２）は
