埼玉県朝霞市で2014年に行方不明になった当時中学1年の少女が約2年後に保護された事件で、さいたま地裁(松原里美裁判長)は29日、未成年者誘拐と監禁致傷などの罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(25)に判決を言い渡す予定だったが、寺内被告が開廷後に奇声を発するなど混乱したため、松原裁判長は公判の延期を決めた。次回期日は未定。 判決公判は午前10時半に開廷したが、寺内被告は、奇声や「イエス、イエス」など意味不明の言葉を発しながら入廷。人定質問で松原裁判長から名前などを聞かれると、「オオタニケンジ、年齢は16歳です」「現住所は群馬県高崎市のオートレース場。職業は森の妖精でございます」などと説明。松原裁判長が「私が言っていることが分かりますか」と尋ねると「日本語が分かりません」などと話したため、松原裁判長は「少し落ち着きま… この記事は有料記事です。 残り406文字(全文769文字)