最近の研究会や講演会では 難治性うつ病や双極性気分障害がテーマになることが多い。 難治性うつ病と思われる中には、「双極性」うつ病が含まれるので要注意。これが最近の落としどころ。 まあ、双極性うつ病という言葉になかなか馴染まないけど。 難治性うつ病の定義も薬物への反応性で定義する学派もいれば、 要するに臨床的にうつ病が治療してもなかなか良くならないことを指す者もいる。 なので、非定型うつ病の概念や ディスチミア親和型うつ病 未熟型うつ病とか 様々な概念が講師のスライドで乱立することもある。 より生物学的な精神医学から出た概念や、臨床経過を追っているドイツ流の考え方、精神病理学的なとらえかた・・・・ と聴く側がどの立場の精神科医がどのような視点から話しているかに注意しながら聴かないと訳分からなくなる。 また最近は うつ病という病名は結構世間に知れ渡っている。 真面目で責任感が強い人がうつ病にな