当時逮捕された男性に接触 集団レイプ事件被害女性の告白(続) 98年に大騒動になった帝京大学ラグビー部集団レイプ事件。被害女性の告白を今回も続けよう。前号発売後、当時逮捕されたKに接触。PTSDは今なお続き、彼女の精神的苦闘は続く。(月刊『創』2012年1月号より) ●はじめに(本誌・篠田博之) 前号に続いて帝京大学ラグビー部集団レイプ事件の被害女性の日記を掲載しよう。事件自体は12年前だが、集団レイプという女性にとっては耐えられない体験が、どんなふうに当人に被害を及ぼすか考えるために意味があると思うからだ。 前号を読んでいない人のために少しだけ説明しておくと、このA子さんは当時19歳。好意を寄せていた大学生Kに誘われて97年11月13日午前零時過ぎに待ち合わせ、カラオケボックスに行った。そこには同じラグビー部の部員が10人以上おり、既に飲み会が始まっていた。 そのうち彼女は皆が飲んでいた